公立大学法人名桜大学

 

平成25年度 人間健康学部 看護学科 [ 臨地実習報告 ]

治療回復過程実習における学生の学び

 治療回復過程実習は、県内4施設(県立北部病院、北部地区医師会病院、県立中部病院、中部徳洲会病院)で行われ、いずれも沖縄本島中北部の医療圏の救急医療を担う中核病院であり、その中で行われる医療や看護体制は最先端といっても過言ではありません。
 治療回復過程実習は、ER、集中治療室、手術室、人工透析室等の特殊な環境の中で、救急救命の最前線での見学実習後、急性期病棟で急性期の患者のケアを担当します。
 急性期の病棟実習では、急激な病気の進行で人工呼吸器が装着され、苦痛の表情を呈している患者に対して、学生は涙ぐみながらも、勇気を振り絞り患者に必死に優しい声掛けを行う等、患者の支えになることの責任の重さに押しつぶされそうになりながらも立ち向かう学生を目の前にして、保健医療職の専門職を目指す覚悟の芽生えを感じました。看護学科の「ケアリング」を大切にする教育を実践して、「これで良かったのだ」と実感した瞬間でした。

総評:金城 利雄(看護学科 教授)
清水 かおり(看護学科 准教授)
下地 紀靖(看護学科 講師)
玉井 なおみ(看護学科 助教)
西田 涼子(看護学科 助手)


治療回復過程実習から学んだこと

4年次 當間 愛(沖縄県立具志川高校出身)

 今回の実習で急性期にある患者は、生命に与える影響が大きいことから、観察力とその場での正確なアセスメントがとても大切だと学びました。急性期病棟では、早急な対応が重要となる一方、「昨日まで元気に過ごしていたのに目を覚ましたら病院にいる」という急激な状況の変化を経験する患者に対し、限られた時間の中で精神面の支援が大切なことを学びました。また社会的に与える影響も大きく、社会復帰のために自立を促す回復期の援助の重要性、地域連携室等との情報共有を通して、多職種で連携し支援することの大切さも学ぶことができました。
 患者との関わりを通して学んだことは、入院中は治療だけを優先するのではなく、入院したことによりこれまでの生活ができなくなる苦痛を考慮し、患者のこれまでの生活を崩さず、できるだけ日常の生活ができるよう援助することが大切だと感じました。
これらの経験を生かしてさらに成長していきたいと思います。