公立大学法人名桜大学

 

国際学群国際文化教育研究学系が文教大学国際学部とゼミ交流

国際学群国際文化教育研究学系が協定大学の文教大学国際学部とゼミ交流

 国際学群国際文化教育研究学系では、平成25年9月17日(火)午後3時より本学の協定大学である文教大学国際学部(湘南キャンパス)から山脇千賀子ゼミを迎え、学生主体による学術研究交流会を実施しました。場所は総合研究所会議室を利用し、参加者は教員2人(文教:山脇千賀子准教授、名桜:菅野敦志講師)、学生13人の合計15人でした。 2年前に開始し、文教大学国際学部と名桜大学国際学群という「国際的に活躍できる人材の育成」を掲げる両組織による教育活動のコラボレーションともいえる交流会の今回のテーマは、「戦争と平和」。
 交流会は、文教側と名桜側がそれぞれ報告を行ったうえでコメントやディスカッションを交える形式で進められました。文教側からは、原爆投下、東京大空襲、疎開経験といった第二次世界大戦の記憶と語りをめぐって、近親者による体験談を始め、学校教育等での戦争体験の記憶化の取り組み等について報告がありました。対する名桜側は、8月に実施された現地実習アジアコースに参加した経験から、アジア各地に赴いた際に、第二次世界大戦時の記述や展示を目にして感じた「被害と加害」の表象のあり方と認識の落差について報告しました。
 ディスカッションでは、泥沼の戦争へと猛進してしまった過去の教訓から学べることは、上から与えられる情報を鵜呑みにすることなく、われわれ市民一人一人が主体的かつ自律的に情報を判断・精査して取捨選択する術を身につけておくことであり、その重要性は「3.11後の日本でいかに自らの身を守っていけるのか」という現在的な問いにもつながる点が確認されました。約3時間に及んだディスカッション後、懇親会では学生同士の身近な話題に花が咲き、互いに親睦を深めました。
 今回の交流会に参加して、名桜側の参加者である比嘉恭平さん(国際文化専攻3年次、沖縄県立嘉手納高校出身)は、「皆とても発表がうまく、沢山の刺激を受けた」、津波竜樹さん(国際文化専攻3年次、沖縄県立読谷高校出身)は、「長崎と沖縄等、お互いに当事者の立場から直接意見を交すことができたのは新鮮で良かった」との感想を述べてくれましたが、文教側も多くの学生が今回初来沖だったこともあり、名桜側の県内出身学生との意見交換を通じて、本土からは見えない「沖縄からのまなざし」に気づく良い契機になったようでした。新たな仲間との出会いに興奮・感動する学生たちの生き生きとした表情を見て、今後も協定校である両大学の絆がより強固なものとなっていくことを改めて確信した次第であります。

総評:菅野 敦志(国際学群 国際文化教育研究学系 講師)


 交流会終了後の記念スナップ