公立大学法人名桜大学

 

学会発表報告 第19回国際言語学者会議

学会発表報告

第19回国際言語学者会議(19th International Congress of Linguists)

 平成25年7月20日(土)から27日(木)まで、スイスのジュネーブにあるジュネーブ大学で開催された、第19回国際言語学者会議(19th International Congress of Linguists) で研究発表を行いました。この学会は5年に一度開催される、言語学会最大規模の会議で、世界各国から7000名に上る言語学者が集まりました。
 私はその中のTheoretical and Comparative Syntaxというセッションで“Ga-marked Phrases Act as Exhaustive Identificational Focus”という演題で研究発表を行いました。日本語の助詞「が」が主語を示す際、あるいは静的述語の目的語を示しかつ文頭にかき混ぜられる際、網羅的識的焦点の役割を果たす、という内容で、イタリア語、ハンガリー語、韓国語などの例も示しました。このセッションはイタリアのシエナ大学で教鞭をとられる、この分野の第一人者Luigi Rizzi教授が責任者であり、発表後、フロアから質問があり、活発な質疑応答もなされました。学会期間中、世界中の様々な研究者と交流することができました。また、MITNoam Chomsky教授も特別スピーカーとして講演され、言語学の新たな方向性を示されました。全体として、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 なお写真は、私の発表後、Rizzi教授が質問しているところです。厳しい質問でしたが、新たな問題が発見でき、それが研究を更に深めることにつながっています。

中村 浩一郎(国際学群 国際文化教育研究学系 教授)