公立大学法人名桜大学

 

学生によるチャレンジショップCafé de MEIO~Student Challenge Shop~

 名護市と名桜大学において、平成24年度学生による市街地活性化と実践的な職場体験事業に関する締結を行いました。ショップ経営に関する諸手続きに時間を要し、ようやく平成25年3月1日(金)に名護市営市場内に学生によるチャレンジショップ「Café de MEIO」をオープンしました。
開業の目的は、学生による名護市街地活性化への取り組みについて、大学で学んだ知識をもとに、実践的な店舗(事業)運営を通じて学ばせることを掲げました。主に店舗における飲食の提供を行いますが、その場合に地域産品の活用を大きな柱とし、学生主体による「食」「健康」「文化」等について企画立案・運営の場とします。このような経験を通じて、目的意識を明確にできる、柔軟かつ創造性豊かな考え方ができる、活動的である、責任感に富み、根気強く、協調性のある人材を育成するという起業家精神(内的)を養うと共に、将来、自ら企画立案し、独自のアイディアをもとにビジネスをスタートさせ経営を目指す起業家精神(外的)につなげたいという大きな狙いがあります。
 Caféの運営は、国際学群経営情報学系経営専攻所属の3年次(オープン当時)7人と、専攻所属の教員2人を中心に始まりました。現在は、2、3年次を含む新メンバーも加わり10人体制での取り組みとなっています。営業については、参加している学生の授業、サークルや就職活動等を考慮し、金・土・日曜の週末のみのであるため、毎月12日前後の営業となっています。営業時間は、当初午前11時から17時までとしていましたが、オープン前の仕込みに時間を要し、来店いただくお客様にご迷惑をかけることが出てきたため、現在では、午前11時30分からの営業となっています。メニューについては、地域の、またその時期の旬のものを中心に、試行錯誤を繰り返し、日替わりや限定プレートメニュー、デザート、ドリンクを用意しています。
 学生には、食材の買い出し、商品考案から日々の調理作業、考案した商品の広報活動、店舗内での接客作業、さらに店舗運営に係る財務計算も分担して行ってもらっています。 各人で向き不向きはありますが、メンバー同士で協力し合いながら取り組んでいます。また、毎月、学生らが自ら取り組んだこと、感じたこと、考えたことを報告書にまとめることで、振り返りで反省し課題を見つけ、どう自らで解決していくかを考えてもらっています。


ここで携わっている学生からのコメントをいくつか紹介します。

Aさん「名護市営市場に店舗を構えターゲットとなる年齢層はいくつだろうか、地産地消の食材を取り入れた商品開発、名護市営市場の現状を踏まえながら市場予測し一日の目標販売個数を設定したりしました。しかし、多く意見は出るものの、予測をするということはイメージだけでは、とても困難でした。実際にオープンした一カ月を振り返ってみると、計画の甘さがあったことに気づかされました。①メニューの見直し②仕込み及び役割③広報活動④赤字改善等、取り組んでいきたいです」

Bさん「準備期間の中で特に苦労したのが、メニュー開発とコスト計算です。調理師免許の無い私たちでも調理することが可能で、尚且つ、お客様にとってコストパフォーマンスの高い商品を考える作業に一番時間を使いました。また、コスト計算でも一つ一つの食材を計量し原価を割り出し、原価を抑えるために多くのスーパーを回り価格の比較を行いました。このような経験を通して、販売価格が決まっていく成り立ちを学ぶことができ、とても勉強になりまた」


Cさん「メニューの考案や売上予測等は困難な点が多く、名護市の特産品をどのような料理で提供し、それに従い、コストはいくらかかるのか等の原価計算を行い、メニューを作成し、また、売上予測では、まず市営市場にどのくらいのお客さんがいてどのような商品を求めているのか、時間帯により来店してくれる人はどのくらいいるのか、顧客はどのように絞り込むのか等について考える点が難しかったです。また、販売促進においては、ポスターやメニュー表・チラシなどを作成し、学内や市営市場等に掲示することで、『café de Meio』の認知度を高めることができます。それにより集客率を増やすことでより良い経営になると感じます」


 このCaf’e運営において、学生らには考えること、実行すること、振り返ることを日々実践してもらい、今後の活動に役立てていただきたいと考えます。最後になりましたが、オープン初日には、親川名護副市長をはじめ、名護市役所商工観光課の皆様、オープンにあたりca f’e運営に要する必要機材等のご提供でご協力をいただいた方々、名桜大学教職員の皆様と多くの方々にお越しいただき、オープンセレモニーを開催でき、感謝いたします。 今後も皆様の叱咤激励に応えられるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。

総評:林 優子(国際学群 経営情報教育研究学系 准教授)