公立大学法人名桜大学

 

沖縄県精神看護研究会だより

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 平成23年度から、みなさまとともに始めた研究会も今年は3年目、先日(7/20)の研究会が第22回でした。開催時間も、県内中南部からいらっしゃる方もいることをふまえて、今年から13:00~15:00に変更して開催しています。

 今年度4月は、今年新しく精神看護領域の教員なかまになってくださった鬼頭和子先生の修士論文からフットケア研究の報告、長期入院中の残遺型統合失調症患者への介入の糸口になることが実証されたものでした。さらに継続研究に取り組んでいる鬼頭先生から、第2弾の報告を待ちたいところです。5月は地域生活支援センターウェーブ所長の安村勤さんによる「長期入院患者の地域移行支援の現状と課題」について、ワーク方式でケア会議をもったり、病棟スタッフとの連携で地域移行が進んだ事例なども報告され、精神科病棟に勤務する看護師や地域の支援スタッフの方などからも質問があり、情報交換の場にもなりました。今後、大学がもてる役割も見えた研究会でした。6月は琉球病院看護師の伊波陽二さんによる「精神科における薬物療法最前線!-クロザリル治療-」で、治療困難な精神患者さんに対する治療効果の手応えを感じながら積極的に導入するために、クロザリルのベネフィットとリスクを視野に入れ、システムを有効に活用し、チームで連携して取り組んでおられる、現状を学ぶ機会になりました。7月は琉球病院副看護部長の西谷博則さんをお招きして「医療観察法指定入院医療機関における医療と看護~現状と今後の課題」についての講演とディスカッションでした。医療者の私たちでも普段なかなか知ることのできない、医療観察病棟における医療と看護の実際について、概要を説明してくださり、実際の事例や場面を取り上げて看護者の役割や課題、医療観察病棟の看護の特徴などをわかりやすくお話し下さいました。同病棟のスタッフの方も多くご参加下さり、非常に現実的で、貴重なお話をお聞きすることができました。最近では学部生も多く参加してくれ、「とても分かりやすかった」「現状に驚いた。参加してほんとによかった」などの声が聞かれます。


鬼頭和子先生                         安村 勤所長

 
伊波陽二さん                        西谷 博則副部長

 来月は研究会初の映画上映会です。H24年8月に新垣病院デイナイトケアセンターに通う当事者の方が中心になって結成された映画同好会で、今年3月末に自らの夢を語り実現させる短編映画が完成。4月7日に東京で開催された『ラブストーリー映画祭』に出品、上映されました。監督も出演者も当事者(精神障がい者)の方々で、新聞やTVでも取り上げられ、話題になったものです。残念ながら一般公開はされておらず、この話題をいち早く知った名桜大学4年次学生が発起人となって、本学での上映が実現しました。貴重な機会ですので、お誘いあわせの上、ぜひお越しください。
http://www.meio-u.ac.jp/eventspage/49-st-us-vi/1423-25-22.html

 

(精神看護学 鈴木・伊礼・鬼頭・平上)

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