公立大学法人名桜大学

 

在宅酸素療法及び在宅人工呼吸器演習での学生の学び

★在宅酸素療法及び在宅人工呼吸器演習での学生の学び★ (在宅ケア論:3年次前期2単位)

 協力:南西医療器株式会社 帝人在宅医療株式会社

 2013年度も南西医療器(株)のご協力のもと、在宅酸素療法と在宅人工呼吸器の講義・演習を実施しました。在宅療養を希望する方は多いのですが、医療的な処置が必要な方は、管理方法の難しさなど家族や関わっている方々の介護負担が大きく、まだまだ在宅療養することが厳しい状況です。昨年、学生の学びを紹介させて頂いたところ、障がい者に関わっている県外の方から「入浴やプールでの使用における人工呼吸器使用の可能性について」ご連絡をいただき、業者を紹介させていただきました。少しでも私たちの取り組みや学びが、希望を見出すことに繋がり、嬉しく思います。住み慣れた安心できる地域・自宅でそのひとらしく生活できるように今後も取り組んで行きたいと思います。


高齢・在宅ケア領域:稲垣絹代 永田美和子 佐和田重信 八木澤良子


在宅酸素療法:学生の学び

◆HOT(在宅酸素療法)を利用する際のリスクとして一番多いのがタバコなどの火気関連と知り、利用者本人が注意すべき点であるが、看護として利用者がより分かりやすいように説明することが重要であるとわかった。また管理は家族への説明も重要であることが理解できた。

◆HOT使用で予後も良くなり活動性もあがるが、実施しない方はボディイメージの受容ができないと知り、患者の意思尊重、分かりやすい情報提供が重要であると思った。演習をしてみて、HOTは簡単だが事故防止のための指導が必要であると理解できた。楽しく演習できた。

◆在宅酸素療法を取り巻く他職種の連携について学べた。実際に使用方法を体験して、思ったより操作が簡単でボンベも軽いし使いやすいと思った。しかし、ボディイメージの変化など患者の精神面への支援は重要であると思った。


在宅人工呼吸器:学生の学び

◆人工呼吸器の管理は、利用者の自発呼吸がどれぐらい残っているかを確認したうえで、換気モードを設定したり、酸素濃度、換気回数、1回換気量など利用者に合わせたセッティングが重要であると感じた。また、アラーム設定は基本的には医師が行うが、アラームの設定について理解しておくことが重要である。

◆在宅での人工呼吸器はコンパクトになり、患者の行動範囲も広がり、ADLも向上できると感じた。しかし、感染予防管理など家族への指導の必要性がある。経済面などのサポートとして社会資源などの説明も行っていきたい。

◆当たり前のように機器が呼吸を再現していることに驚いた。機器を使えば呼吸が楽になるが、一番重要なのは、機器を使わずに健康でいることだと改めて感じた。