公立大学法人名桜大学

 

ケアリング文化実習報告 第一弾 ~北部地域及び読谷地域の戦跡めぐり~

 本年度で4年目になる看護学科1年次生対象のケアリング文化実習の目的は、「沖縄の歴史や文化を継承しながら、地域で生活する住民、特に高齢者や障がい者などとふれあい、彼らの人生や生活、地域の絆やケアリング文化を学ぶ」ことである。その第一弾として、「北部地域」と「読谷地域」に分かれ戦跡めぐりを行った。
 6月22日(土)の当日は、ちょうど台風が去ったところで、夏の日差しも戻って天候に恵まれた。「読谷地域の戦跡めぐり」の学生はABクラス学生45名が参加し、ガイド役として「風の会」の比嘉さんをお迎えした。午前中は、戦跡「チビチリガマ」と「シムクガマ」の2つのガマと、読谷村役場を訪れ、比嘉さんから、沖縄戦の様子や命や平和につながる課題について、熱くストレートに語っていただいた。特に「シムクガマ」では、足場の悪いガマの内部数十メートルまで全員が懐中電灯を照らしながら歩き、わずかな時間だったが一斉に灯りを消して、真っ暗闇を体験した。それは、当時そこで生活を余儀なくされていた人たちのことを想うことができる貴重な瞬間でもあった。午後は座喜味城跡の散策や、読谷村歴史民俗資料館を見学し、沖縄の伝統工芸や生活の様子を想起し楽しむことができた。
 「北部地域の戦跡めぐり」はCDクラスの42名の学生が参加し、八重岳の病院豪で負傷兵の手当てに携わったなごらん学徒隊の大城信子さんと上原米子さんに野戦病院での看護の状況や戦闘の状況を伝えていただいた。当時の戦地の写真や紙芝居を使いながら語られるお二人の気迫から、当時の過酷な状況が克明に伝わり、命の尊さ、平和のありがたさ、教育の重要性等を学生は感じ取ったようであった。また、ガイドの川満さんからは、北部はゲリラ戦が中心で飢餓で亡くなった方が多い事実を伝えていただき、辺野古テント村では戦争の余波が今なお残っている現実を突き付けられ、平和の継承について真摯に考える貴重な時間となった。

 第二弾は、9月に行われる愛楽園でのふれあい看護体験となります。

ケアリング文化実習:稲垣絹代 永田美和子 佐和田重信 八木澤良子       
             大城凌子 安里葉子 鶴巻陽子 松田めぐみ 伊波弘幸 鬼頭和子


   
チビチリガマ                               八重岳病院豪


  
辺野古テント村                             ガイドより沖縄戦についての説明