公立大学法人名桜大学

 

国際学群3年次対象科目 『プロジェクト学習』はじめて名桜大学を訪れた人が迷子になる問題を解決したい

 皆さん、名桜大学の中で迷子になったことはありませんか。実は、名桜大学のキャンパスは新入生や学外からの訪問者にとっては、迷宮のように複雑な構造をしていること、また、案内板が分かりづらいということが、「プロジェクト学習」を受講した学生たちにより解明されました。そして、「初めて名桜に来た人でも、1人で目的地まで辿りつける。そんな大学にしたい!」を目標に、「プロジェクトMGM(Meio Guide Map)」が発動したのです。
「プロジェクト学習(2単位)」は、国際学群の3年次学生を対象とした、少人数の集中講義形式の科目です。本科目において、受講生たちは大学コミュニティ全体が抱える問題を発見し、これらを解決するためのプロジェクトをチームで企画・実践します。平成24年度は、基礎教養科目のライフデザイン科目として開講され、国際学群の木村堅一教授、金城亮教授、筆者の指導の下、合計7人の学生が受講しました。
 プロジェクト学習は10月16日(火)に第1講目のオリエンテーションから開始しました。第2講目のチーム・ビルディングの後、受講生は本学が抱える問題を発見し、解決したい問題を発表・情報共有し、どの問題がプロジェクト学習内で解決可能かという視点から目標設定を行いました。議論の中で、学内の案内板が最適化されていないことや施設の場所が分かりづらいという問題が挙げられ、「大学を訪問した人が目的地に1人で辿り着ける案内板(サイン)の提案」をテーマとして決定し、「プロジェクトMGM」が動き出しました。
 主に水曜日と土曜日に集中講義が実施され、学内の案内板の現状・問題点の把握、他大学の視察、模擬案内板を用いた実証実験(総合案内サインや誘導サインの有無により、目的地に辿り着くルートや時間がどのように変化するのか)等がチームで企画・実施されました。その結果、各棟に番号を付ける、各棟に色を付ける、各階にフロア図を設置する、エレベータ内に各階の案内サインを設ける等の写真を多用した具体的な解決案が詳細な資料としてまとめられ、平成25年1月30日(水)、総合研究所において、プロジェクト学習の最終報告会が行われました。この時の内容はその後、平成25年2月19日(火)に開催された平成24年度第10回拡大部課長会議において報告され、分かりやすい総合案内サイン及び誘導案内サインを学内に設置する方針が定まり、平成25年度予算計画の中に施設整備事業費として400万円が組み込まれました。つまり、「プロジェクト学習」を受講した学生たちの思いが大学を動かしたということになる訳です。
「プロジェクト学習」は、大学の問題を発見・解決を目指すプロジェクトを受講生自らがチームで企画・実践・評価することによって、受講生各個人の社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を高め、本学の活性化にも寄与する授業となっています。通常の科目とは異なり、受講生には、極めて高い取り組みの姿勢が要求されます。ちょっとキツイ科目かもしれませんが、名桜大学の未来を創造したいという学生諸君、ぜひトライしてみませんか。

総評:佐久本 功達(国際学群 経営情報教育研究学系 教授)

  
 学内の案内板の現状を把握                    プロジェク学習の最終報告会に挑んだ受講生一同