公立大学法人名桜大学

 

看護学科ニュース

在宅ケア論(看護学科3年)[在宅で人工呼吸器を使用している療養者の看護〕の演習を行いました

 

PDFはコチラ

 

 在宅で人工呼吸器を使用している療養者は年々増加しており、沖縄県内で約250人いらっしゃいます。在宅で人工呼吸器を使用するには、療養者と介護者に人工呼吸器の仕組みと操作法、日常点検、アラームの原因と対処法、吸引方法等を指導し、安心して在宅で療養できる環境を提供することが看護師の役割になります。在宅人工呼吸器の看護の実際を学ぶために、医療機器業者の方のご協力をいただき、講義と演習を行いました。講義では、これまでの人工呼吸器の歴史や在宅人工呼吸器を使用している疾患の現状、看護の役割について講義していただきました。演習では、気管切開をしたときの人工呼吸器の取り扱い方、鼻マスク型人工呼吸器の取り扱い方を体験しました。実際に鼻マスクを装着することで、慣れるまでの息苦しさや圧迫感、違和感などを体験し、療養者の気持ちを考えると同時に、不安なく安心して呼吸できるような指導の在り方について深く考える機会となりました。

 

(学生の振り返りより)

鼻マスク型を体験して、空気が入ってきたときは驚いてしまったが、肺が膨らみ換気されている感じがわかり、療養者の気持ちが少しわかった気がした。

人工呼吸器では、自発呼吸の有無などを確認し、その方に合わせた設定が重要である。実際に機器の取り扱い方を学び貴重な体験となった。

人工呼吸器はコンパクトで軽量で持ち運びでき、また防水加工があるため、旅行や入浴ができ、療養者の生活範囲が拡大されるので、行動が制限されている療養者にとって重要であると思った。

マスク型の場合は、鼻腔に潰瘍ができやすいことなど合併症の予防が必要であることがわかった。また、急性呼吸兆候がでたら早めに受診させるなど本人や家族への指導が重要であることを学んだ。

在宅ケア論担当:稲垣 永田 石川 佐和田