公立大学法人名桜大学

 

看護学科ニュース

科学研究費(科研費)助成を受けて行う「保育園に働く看護師の支援システム構築について」

 

科学研究費(科研費)助成を受けて行う

保育園に働く看護師の支援システム構築について

 平成24年度から3年間の予定で科研費助成を受け、医療的なケアを要する子どもの就園、健常児とその保護者を含めた保育保健の実践を目指し、「保育園に働く看護師の支援システムの構築」について研究を開始した。保育園に看護師が配置されるようになったが、まだ十分な配置状況にはない。まして、医療職が福祉職の場で働くためには、これまでの看護経験では対応できない面が多い。そのため、保育園に働く看護師の支援システムを構築しようと、八重瀬町をフィールドとして、八重瀬町内11カ園の看護師や希望する保育士等を対象に、定期的に勉強会、研修会を行い、事例検討や問題解決に向けたディスカッションを行っている。

 11月には、現在保育園や小学校などで問題とされている「気になる子どもの支援、気になる子どもの保護者への支援」を実践するための講演会・相談会を実施した。予定をはるかに超える230人の参加があり、具体的な子どもへの関わり方、保護者への対応の仕方などを提供した。講師には筑波大学大学院の徳田克己先生を招聘し、金城やす子を含めた5人が相談ブースを担当し、気になる子どもの保育に向けてのアドバイスを行った。実践につながる講演会・相談会であったと高く評価され、講演会や勉強会の継続開催を求める意見が多く聞かれた。

 勉強会は2カ月に1回実施している。各園から出される事例をもとに毎回3時間を超える充実した勉強会が継続され、県外の教育関係者も参加されるなど、勉強会も定着しつつある。

 研究目的達成のためには、名護市を含め、さらに研究フィールドを拡大し、保育園看護師のニーズを明らかにしたうえで、支援システムを構築したいと考えている。

人間健康学部 看護学科 教授 金城 やす子

 

「八重瀬町保育園看護師勉強会・研修会」の様子(2012/10/16)