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平成29年度国際学群 国際文化専攻・語学教育専攻[現地実習 東南アジアコース報告]

東南アジアコース総評

 平成29年度の現地実習東南アジアコースは、平成29年8月31日(木)に沖縄を出発し、台湾、インド、タイを見学して9月17日(日)に無事帰着しました。参加学生は男子1人、女子1人の2人でした。今回のように非常に少数の参加者しかいない場合、車代もホテル代も割高になってしまうので、今後はある程度の基準を設けて実施の可否を考えてはいかがかと思います。いずれにせよ、例年通り事故もなく病人も出さず、無事に終わることができました。
 
 台湾は隣国でもあり、わが国と一見似通った風景であるので、いきなりインドに連れて行くよりも、数日を過ごして海外を歩くのに慣れる場所としてふさわしいところです。東南アジアコースでも、台湾は毎回旅程に加えています。
 
 インドは中国と並ぶ東洋文化の源泉として、東南アジアコースでは必ず旅程に加えている国です。幸いにして、本学の現地実習の意義や目的をよく理解してくれている現地エージェントがおり、常にコンビを組んで実習を行っています。本年度は、当初ダージリンに行く予定でしたが、情勢不穏であることからオリッサに変更しました。
 
 タイでは、協定大学であるサイアム大学と合同で東北タイへの研修旅行を行いました。この研修旅行には熊本大学教育学部からも学生と教員が参加したため、総勢39人ほどの大きな団体となりました。男女比もほぼ同じでした。バスはサイアム大学の手配で、日本人参加者が頭割りでその費用を負担しました。宿泊費は、日本人もタイ人も同額で負担しました。 1日目はピマーイに泊まり、2日目はコンケンを経てノンカーイに行き、3日目にプートークという自然景観を見て、4日目に国境を越えてラオスへの日帰り見学を行いました。毎年行っているこの合同研修は学生同士を親密なものにし、国際化教育としての価値の高いプログラムなので、今後も継続的に行うことをサイアム大学側とも話し合っています。
 

総評:山田 均(国際学群国際文化教育研究学系 教授)

 

 コルカタのマザーハウスで思ったこと

  

石岡 花(国際文化専攻3年次、高知県立幡多農業高校出身)

 

 私たち東南アジアコースは18日間で台湾、タイ、インドの3ヶ国を巡りました。台湾では台北に今も残る日本統治時代の建物や約300年の歴史のあるお寺を見学しました。台湾式の朝食や夜市も楽しみました。次に訪れたインドでは、インド人通訳の方からお話を聞きながら植民地時代にイギリスが建てた教会などの建物や仏教、ヒンドゥー教のお寺を見学し、当時の歴史を学びました。タイに関しては山田先生が精通しているので、お寺でのお祈りの仕方、タイ料理の正しい食べ方などを教えてもらいました。また、バンコクのサイアム大学の学生たちとの交流事業を行い、彼らが日本語でワットポーやワットアルンを案内してくれました。タイ北部までの移動、宿泊も同行し、交流を深めることができました。

 
 どの国も魅力いっぱいで驚きの連続でしたが、私の中で強く印象に残っているのはインド・コルカタのマザーハウスを訪れたことです。マザーハウスはマザーテレサが生前貧しい人たちへの救済活動の拠点としていた場所で、マザーテレサの棺も安置されています。彼女が生活していた部屋を目にした時、私はその小ささに驚きました。最低限の家具と食器が置かれているだけで、彼女の生前の質素な暮らしが目に浮かびました。彼女がここでつつましい生活をしながら生涯を貧しい人々に捧げていたことを想像すると、人間の生きる意味を考えさせられます。彼女が使用していた物品や生前の活動の記録もそこに展示してありました。現在も活動は行われており、シスターたちが常駐しています。帰りにはシスターからマザーの肖像が描かれたペンダントを頂きました。マザーテレサの生い立ちを学ぶことで、自分は人のために何ができるのか考えさせられる経験となりました。
 
 
 

コルカタにあるマザーテレサが眠る棺 

 サイアム大学の学生と一緒に 

タイ料理をいただきました

 

 

 創建約270年の台北で最も歴史のある龍山寺