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平成28年度国際学群 国際文化専攻・語学教育専攻[現地実習 中南米スペイン語圏コース報告]

現地実習 中南米スペイン語圏コース総評

 平成28年9月1日(木)から9月16日(金)までの16日間、学生5人と筆者引率の計6人で、ペルーのリマ、クスコ、ナスカの3都市を訪問しました。リマではペルー沖縄県人会、在ペルー日本大使館、本学協定校のラ・ウニオン学校、パシフィコ大学、サン・マルティン・デ・ポーレス大学の3校を訪問しました。クスコではマチュピチュ、サクサイワマンなどインカ帝国時代の遺跡を多数見学しました。ナスカでは世界的に有名なナスカの地上絵、イカ市考古学博物館などを見学しました。
 また、今回は初の試みとして、各自が現地で取り組みたい実習内容を「地域文化演習」の講義で事前に計画し、滞在中の5日間、各自異なる実習に取り組みました。1人がスペイン語集中講座を受講、1人は博物館でインターンシップ、3人はケチュア族農村でのホームステイおよび織物体験を実施しました。 
 スペイン語講座を受講した学生は、授業以外でも現地の人にスペイン語で積極的に話しかけるなど、まるで性格まで変わったかと思うほど生き生きとしていました。ホームステイをした3人はケチュア語が全くわからないながらも、つたないスペイン語と身振り手振りで織物を習い、小さな織物作品を完成させました。博物館で実習した学生は将来、学芸員を目指しているということもあり、収蔵品の整理を手伝うなど貴重な体験ができたと喜んでいました。
 このように各自異なる実習内容にするには、現地との事前交渉など煩雑な手配が多いため実現は難しいと思っていましたが、今回はクスコ在住で、本学観光学科卒業生の篠田チャスカさんが経営する旅行会社ナオツアーに手配いただいたため、全て問題なく実施することができました。筆者とチャスカさんは在学中からの友人であり、学生時代から「一緒にこんな現地実習ができたらいいね」とお互いのアイディアについて話していたので、今回それがやっと実現できたことも、大変喜ばしく思っております。

総評:上原 なつき(国際文化教育研究学系 准教授)

学生とホストファミリー

ラ・ウニオン学校の児童たちとペルーの遊びに興じる様子

 

タンボマチャイ遺跡にて

 

自分の目で見ることの大切さ

小玉 航平(語学教育専攻3年次、大分県立大分豊府高校出身)

 私は高校生の時から大学生の間にいろいろな国へ行きたいと思っていました。名桜大学に入学してすぐ、3年次に「現地実習」というプログラムがあると知り、そのなかでも有名なペルーのマチュピチュに行ける中南米コースへ参加したいと考えました。
 今年の中南米コースは、スペイン語圏コースがペルー、ポルトガル語圏コースがブラジルと2つに分けられました。マチュピチュへ行きたかったこと、学習しているスペイン語が使われていることから、私はスペイン語圏コースを選択しました。
 この実習で特に印象に残っているのは、世界遺産の街であるクスコでの一週間のスペイン語講座です。日本語が話せない現地の先生から教わるのは、とてもいい経験でした。講義後、午後は自由な時間があったので街を歩き回りました。市場や広場など、パックツアーなどでは見られないところまで見てまわり、地元の人々の生活などを垣間見ることができました。
 インカ帝国時代の遺跡もたくさん見学しました。事前に資料などで学習していましたが、実際に見てみると想像以上のものばかりでした。同時に、どうやって造られたのか、何のために造られたのかなど、新たに疑問に思うことが多々ありました。特にマチュピチュは、正確に切り出した石で建てられた建物、アンデネスといわれる段々畑、今も水が流れ続ける地下水路など謎ばかりでした。また、移動の際に車窓から見た景色も日本にはない景色が多く、楽しかったです。
 今回の現地実習を通して、実際に自分の目で見てみることの大切さを学びました。実際に現地で見て初めて感じること、それにより理解がさらに深まることを知ることができました。

 

実習メンバーと記念写真

現地住民に囲まれてハイチーズ