公立大学法人名桜大学

 

理論と実践「ALLやんばる科学と教育のまちづくり」


平成23年8月10日(金)・11日(土)の二日間、沖縄工業高等専門学校が運営している「ALLやんばる科学と教育のまちづくり※(宿泊型科学イベント)」を5人の学生とともにお手伝いしてきました。このプログラムは沖縄県北部地域の人・施設・自然を活用して科学体験を行うというユニークなプログラムで、高専学生、名桜学生、高専教員、名桜教員が協力して小学生の学習を促進するという特徴があります。私は主に科学実験、ウインドサーフィン指導と科学者の話、学生たちはTA(ティーチングアシスタント)として2日間担当しました。今回は伊江島の小学生14人が参加し、サイエンスランド(名護市東江)、21世紀の森ビーチなどで実施しました。
まず教室で浮力と揚力の実験を行いました。粘土や風船、模型などを使用することで原理や理論がわかりやすく伝わり、子どもたちは興味シンシン、知的好奇心を刺激されていました。午後は午前中に習った理論を実践する試みとして、浮力と揚力を利用して帆走するウインドサーフィンを体験しました。波が入るやや難しい海のコンディションでしたが事前に理論を理解したためか、小学生たちはスイスイ帆走していました。まさに理論と実践を1日で体験でき、海では元気いっぱい、子供たちの歓声と笑い声が響いていました。夜はグループごとにまとめを行い、翌日成果発表を行いました。
本学の学生達は高専のTAと協力してすべてのプログラムに参加し、子供たちに大人気でした。授業で体得したウインドサーフィンの技術や安全管理、海の楽しさを伝えるだけでなく、グループワークの進め方や指導方法など学ぶことも多くあったようです。学校、教育委員会、地域の機関が連携して行う活動の可能性を再認識し、異年齢の触れ合いによる学びの促進効果を感じるイベントでした。今後もこうした地域の資源を活用する活動に積極的に協力したいと考えています。

総評:平野 貴也(人間健康学部 スポーツ健康学科 准教授)

※「ALLやんばる科学と教育のまちづくり」プロジェクトはJSTコミュニケーション推進事業により沖縄高専が名護市、伊是名村、伊江村、伊平屋村と連携して活動しています。
  

 

自作の模型で浮力と揚力の実験を行う

まずは陸上レッスン。セイルを持ち上げる

 

 

風を受けてスイスイ帆走する子どもたち 成果発表に向けて、発表内容をまとめる

 

学生の声

 今回TAとして参加しました。ウインドサーフィンの授業を受けていたこともあり、自らの体験を踏まえて、子ども達に指導しました。
学んだ理論を生かし、海の上をスイスイ走っていく子ども達を見て、応用力の高さに驚きました。また、「楽しい!」と言いながら何度もチャレンジすることが、上達する秘訣なのだということを、子ども達の姿勢から学びました。機会があればまた参加したいです。

平原 匠(スポーツ健康学科2年次、鹿児島県・川内高校出身)


指導にあたる平原さん