公立大学法人名桜大学

 

教育講演会「社会で子どもを育てる―新しい子ども観と子育ての共同―」を開催しました


教育講演会 社会で子どもを育てる―新しい子ども観と子育ての共同―

講演者:山下雅彦(東海大学教授)

 平成24年7月11日(水)、「子どもの権利条約」の研究者である、山下雅彦先生(東海大学教授)による教育講演会を開催しました。「貧困と格差」の中で生きる子ども、子どものゆとりのなさと遊び(時間)の減少、社会で子育てをしていくことの大切さ等について、豊富な資料と山下先生のユーモアあふれる語り口で参加者をひきつけました。日本政府の「子どもの権利条約」の批准は、1994年であるが、国内法の整備の遅れ、いじめ、体罰問題が後を絶たない現状があります。山下先生は、教育オンブズマン制度の確立を強調されました。                    
教員養成支援センター長 嘉納英明

講演者 山下雅彦氏


受講者の声
 私は1年次で、教育について学び始めてまだ日が浅いです。これまで、私は、「大人は大人、子どもは子ども」という大人と子どもを区別した考えを持っていました。しかし、今回の山下先生の講義で、「子どもは大人のパートナーである」という話を聞いて、自分の教育に対する考え方をあらためて見つめ直す必要があると思いました。そのひとつのヒントとして、山下先生がおっしゃっていた「幼い頃の遊びを思い出して、またもう一度遊びに挑戦すること」を実践してみようと思いました。

城戸海輝(国際学群1年次)


山下先生の講演を聴いて、現在の教育は、子どもの立場で考えず、大人の考えで教育をつくっていることに対し、子どもの権利を意識されていないことに気づきました。教育というのは、決して頭だけではなく、心も育て、社会で生きていけるような力を身につけてもらうもので、学校だけでなく、家庭や地域も教育に関わっていることがわかりました。社会全体で教育を行い、子どもたちを育て、守ることが必要であり、社会が教育により関心をもち、大人の目線で考え、子どもと共に成長していけるような社会を築いていきたい、子どものための教育ができる教育者になりたいと思いました。

金城志織(看護学科2年次)


山下氏のユーモアあふれる語り口に会場から笑いが起こる場面も見られました