公立大学法人名桜大学

 

小和田教授講演会を開催

小和田恆客員教授が来学学生との懇談会、地域住民にも開放した講演会を開催

 

 

 平成24年4月16日(月)、本学総合研究所において「今日の世界における国際裁判の意義」をテーマに、客員教授の小和田恆氏と本学学生16人が懇談会を行った。 会では、第22代国際司法裁判所所長を務められていた小和田氏から、国際社会において行われる裁判「国際裁判」の歴史について、古典的な国際裁判から、新たな枠組み・考え方が取り入れられた今日までの背景が概説された。 国際紛争への介入、コソボ問題、難民問題に対する国際裁判のあり方、人種差別問題についての国際裁判の見解等、学生からの質問に対して、具体例を挙げ丁寧に解説した。学生たちは緊張しながらも充実したひと時を過ごせたようであった。

 国際裁判について概説される小和田氏


懇談会後、会場を多目的ホールに移し、「これからの日本を担う若い世代のみなさんへ」という演題で講演会が開催され、学内外から多くの方々が聴講に訪れた。 

 小和田氏は、日本における三つの開国(幕末から明治にかけての開国、第二次世界大戦後再び国際舞台に立ち向かうという第二の開国、現在における第三の開国)について歴史を辿りながら話された。また、各開国についての特徴を、文明開化・和魂洋才・グローバリゼーション・インターナショナリゼーションのキーワードを基に説明された。講演の締めくくりに小和田氏は、母音a・e・i・o・uを頭文字とする五つの語に、若者の指針たるメッセージを込め、次世代を担う学生を激励した。

Aspiration…心に裏打ちされた希望をもつということ
Eye…真贋を見極める眼力を養うこと
Intellect…知性、頭を鍛えること
Openness…他流試合で真剣勝負をすること。閉鎖的な思考や態度では進歩はない
Ultimate…自分がやっていることは究極的に何のためなのか。これで良かったと思えるような生涯を送ること

 瀬名波学長は「情報を伝えられると同時に我々に考えさせるようなご講演でした。若い学生だけでなく、教育に携わっている方々や本日お集まりになった皆さんにとっても、大変有益であったことでしょう。学生の人生観が変わっていくのではないか、また、変わってもらわなければならないことを認識してほしい」と、お礼の言葉と同時に、大学生としての自覚を喚起した。最後に、眞志喜未沙さん(国際学群2年次、名護高校出身)から、小和田氏に感謝の意を込めて花束が贈呈された後、参加者の拍手で見送られ講演は終了となった。

 意義深い内容に傾聴する参加者