公立大学法人名桜大学

 

教育・研究活動レポート:国際交流協定大学ウーロンゴン大学派遣留学体験報告


国際交流協定大学ウーロンゴン大学派遣留学体験報告

 

オーストラリア留学体験記

 留学先の仲間たちと(中央が筆者)
 オーストラリア留学を決意したきっかけは、3年次に派遣されたマレーシアでの海外インターンシップでした。1カ月間のマレーシア生活を通して視野・価値観・考え方を大きく広げることができ、さらに、どんなことでも積極的に行動することの大切さを学びました。このインターンシップの経験が、留学することに迷いがあった私の背中を押してくれました。
留学で一番苦労したのは、「自己を表現すること」でした。和を重視する日本の文化においては、他者を尊重し自身の意見を控えることが習慣として定着しているため、留学先の授業では生徒一人ひとりの意見が教室を飛び交う風景に驚き圧倒され、英語を聞き取るだけで精一杯でした。また、自己を表現することが苦手な私にとって、「What do you think about it?(それについてあなたはどう思う?)」は、恐怖の質問で、英語で自らの考えを発言することにとても苦労しました。理解はしているけれども話せない、どう返事して良いか分からない、完璧に返事をしなければ恥ずかしい、という感情が自己を抑えもどかしさを抱いていました。しかし、留学の後半には意見を述べる戸惑いや抵抗がなくなり、素直に感じたことを述べることができるようになりました。自分の考えを発言し、相手の意見を聞くことで、言葉のキャッチボールが充実して、相手を深く知るだけではなく、自己と向き合うことができ思考が深くなりました。
この留学は、自己を大きく成長させてくれるものでした。留学先では様々な国の学生と話す機会があり、勉強や飲食など時間を共に過ごすことで「日本では当たり前のことが当たり前じゃない」ということに気付かされました。常に日本を基準に物事を比較して考えてしまい、受け入れられないことなども多々ありました。しかし、彼らと対話を通して文化的背景・環境を知ることで、異なった考えや行動も受け入れることができるようになりました。
この留学は日本で体験することができない充実した日々を過ごせました。苦しいことを乗り越え、それ以上に、楽しいこともあり掛け替えのない貴重な思い出となりました。その経験があって自己を成長させることができました。自分自身の人生において二度とない貴重な留学経験を糧に、今後さらに努力を重ね、将来に生かしていきます。

上原 明(国際学群 観光産業専攻4年次、南風原高校出身)