公立大学法人名桜大学

 

学事報告:スポーツ健康学科[看護臨床実習報告]・[保育実習報告]


平成23年度 人間健康学部スポーツ健康学科 [看護臨床実習報告]

 

 看護臨床実習は、基礎看護技術の習得、保健医療チームとしての各職種の役割を理解すること、養護教諭として、児童・生徒の保健管理、健康相談や健康教育に応用するための実践的な実習である。看護臨床実習は、保健医療の場において健康または健康障害にある人とその家族を理解し、健康支援、健康回復過程の方法などを学ぶことを目的としている。

 


平成23年度看護臨床実習総評
 

 今年度の看護臨床実習は、8月11日(木)~8月31日(水)まで、北部地区医師会病院、北部福祉保健所で行った。実習事前学習は、実習施設の特徴についての調べ学習や、基礎看護技術の再確認を行った。
病棟実習では、主にコミュニケーション技術の重要さを学んだ。看護師の患者個々に応じた対応に、コミュニケーションは、全ての看護技術において基本となるべきものであることが学べた。また、看護師の態度も患者の環境の一つであり、丁寧で心のこもった患者への接し方は、対象に不安を与えないことにつながることを理解できた。相手を大切に思う言葉や行動が養護教諭にも必要であり、日頃から意識することが大切であると学べた。
保健所実習では、感染症対策や歯科保健対策なども含め、地域の健康づくりの現状を学ぶことができた。養護教諭の重要な連携機関であり、積極的に活用し連携することが、子どもに直面している健康課題について、より質の高い保健教育ができると理解できた。
実習事後学習は、臨床実習での気づきや反省を踏まえ行った。そのプロセスの中で、看護臨床実習が養護教諭につながる実習であることが再確認できたと考える。
実習態度では、社会人としての自覚の足りなさ、知識の不足などを理由に、受身で積極性に欠けた実習であったことへの反省が多くあがった。実習施設からも、社会人としての接遇を学んで臨むことや、事前学習不足などの指摘もあった。社会人としての自己のあり方については、その後のカンファレンスで改善され実習態度に変化がみられた。活気のある実習へ繋がっている。
今年度の看護臨床実習でも「気づき」の大切さを学べた学生が多かった。また、基礎看護技術の徹底が重要視され、「効果的なコミュニケーション」、「観察力」、「判断力」、「正確な処置技術」、「相手の立場に立って物事を考える」を身に付ける重要性の再確認ができた。さらに、実習メンバー同士間での学びも多く得られ、学生の自己成長につながる実習であった。

 今回も多くの学びを得ることができました。ご多忙の中実習を引き受けてくださり、丁寧なご指導をくださった実習施設の皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

総評:前川 美紀子(スポーツ健康学科 准教授)

 

学生の声 Voiceメンタル面で強くなった看護臨床実習

崎原 里希(3年次、名護高校出身)

 私は「健康障害にある人とのコミュニケーションの取り方を学ぶ」ということを大きな目標とし、実習に臨んだ。
病院実習では、病棟の他にも中央材料室、外来、救急救命センター、検診センターで実習を行うことができ、それぞれの業務内容を理解することができた。検診センターについては、人間ドッグを中心に見学を行い、人間ドッグの流れの中には、身体測定の仕方や保健・栄養指導などがあり、養護教諭との関わりが深く、学ぶことがとても多かった。病棟実習では、コミュニケーションの取り方、バイタルの測定、おむつ交換、ベッドメイキングなど見学・実施を通して、看護の基礎技術を学んだ。特にバイタルの測定については、正確さ、かつスピードが求められるが、患者様とのコミュニケーションが一番大切だと感じた。患者様に安心感を与えるためには、相手を思いやり、相手の立場に立って考えるということが重要であることを学ぶことができた。また、看護師は患者様の状態だけでなく、それを取り巻く環境、患者様の家族その他、周囲の人々との関係性など様々なことに目を向けていかなければならないということを学ぶことができた。そのことについては、養護教諭に特に関連してくるのでとても大きな学びだった。
                                                             臨床実習中の様子
保健所での実習を通して、保健所の仕組みを理解することができ、これから養護教諭を目指していく中で、関連機関の把握と連携について学ぶ必要があると感じた。
今回の実習での反省点としては、まだまだ学生気分が抜けず、社会人としての意識が足りないということを痛感した。その他、医療的な知識についての勉強不足や医療行為の目的意識が足りないということがあげられる。基礎看護技術実施の際に、やってみたいという気持ちだけで行っていたので、看護行為の目的についての理解を今後の課題として、これから学習していきたい。この実習では、実践(体験)を通しての基礎看護技術の習得、保健医療チームの各職種の役割を理解し、これから養護教諭を目指していく上で連携していくことの大切さや健康支援の仕方など学ぶことが多く、とても充実した実習だった。この実習での経験を生かして今後の学生生活を有意義に過ごしていきたい。自分自身大きく成長できたと思う。                                       


平成23年 人間健康学部スポーツ健康学科[保育実習報告]
保育士を目指す5人が初めての保育実習に参加


保育実習を振り返って

 名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科では、平成21年度および22年度カリキュラムの中で、保育士を目指す学生を支援する目的から、保育士国家試験に係る授業科目を設定しました。本学科に入学してくる学生の中には、健康やスポーツに関わる仕事をしたいと考えている学生が多くいます。その後の大学生活を通して、乳幼児の健康的な生活や成長のあり方に関心を広げ、子どもに身体を動かすことの楽しみを教えたいと考えるようになる学生もいます。子どもと関わる仕事に就きたいならば、保育士の国家資格を取得することが基本です。そこで、保育実習の授業を設定しました。
今回の初めての保育実習は、社会福祉法人愛児福祉会やまびこ保育園(小橋川真智子園長)、社会福祉法人青い海福祉会海青保育園(東江扶美子園長)、社会福祉法人羽地福祉会星のしずく保育園(宮城泉園長)の3カ所の保育園のご協力により、スポーツ健康学科3年次の石垣明日香、川原航、具志堅友美、花城真衣、山城葉月の5人が参加しました。
5人はいずれも2年次の時に、社会福祉施設、野外教育施設、スポーツクラブなどでインターンシップを経験しています。しかし、保育に関して専門的に勉強してきたわけではなく、保育士を目指したいという純粋な思いから、保育実習に臨みました。保育士養成校の学生とは異なり、保育に関して勉強不足は否めません。しかし、受け入れてくださった保育園の先生方、そして何よりも笑顔いっぱいの子どもたちのおかげで、保育士の仕事について学ぶことができ、また自分に何が足りないのかを突きつけられる実習になったと思います。
本学科で学んできた健康やスポーツに関する知識、技術、経験を生かしながら、これからも保育とは何かについて考え続け、5人の中から個性ある保育者が巣立っていってくれることを期待します。

 

総評:竹沢 昌子(スポーツ健康学科 准教授、社会福祉士)

 

 

学生の声 VoiceドタバタHAPPY DAYS
~社会福祉法人愛児福祉会やまびこ保育園(名護市屋部)での保育実習をふりかえって~
石垣 明日香(3年次、九州国際大学付属高校出身)

 

 今回の実習は、各年齢・各場面において子どもへの接し方や対応の仕方、保育者が環境作りで気をつけていること、保護者とのコミュニケーションの取り方などを学ぶことを目標として取り組んだ。
特に学んだことは、各年齢・各場面においての子どもへの接し方や対応の仕方である。0歳児は、特に難しかった。言葉が話せないので泣いて伝えようとする子どもや、人見知りする子どもも多く、どういうふうに接していいのか分からず、とても戸惑った。私は保育士の先生方の見様見真似で、オムツ交換や着替えのとき「アンパンマンの絵が描かれてるね!」「○○ちゃんのカバン、どれかな?」など、子どもたちに積極的に声掛けをした。
反省点は、自分のことで精一杯で、クラス全体の様子や保育士の動きなどを十分に観察することができなかったこと、すぐに声を掛けてしまったり、手助けをしてしまったりしたことである。喧嘩をすぐ止めてしまう、着替えを手伝うなどと、子どもたち自身が自分でできることにまで手を貸してしまうことが多かったと思う。「自分でやろうかな・・・」と思ってもらえるような声掛けや、喧嘩の場合では、少し離れたところから子ども同士でどう解決するのか見守ることも必要だった。
この実習で、机上の勉強だけでは学ぶことができないことを経験できた。この経験を生かし、いろんな保育園に行き、また違った雰囲気や子どもたちと関わってみたい。

子どもたちと川遊び