公立大学法人名桜大学

 

教育・研究活動レポート:東村における観光振興に関する住民意向調査(2011/10/14-16)

大谷ゼミフィールドワーク東村における観光振興に関する住民意向調査

東村レクチャー
 国際学群観光産業専攻の大谷ゼミでは、「地域における望ましい観光振興のあり方」をテーマに地域振興や観光政策などについて学んでいる。講義で学んだ理論を応用するため、毎年夏季休業中を中心に3、4年次の合同ゼミでフィールドワークを行っている。今年度は10月14日(金)から16日(日)の日程で総勢34人の学生が参加し、沖縄県北部の東村において観光開発の方向性や観光への期待などに関する住民意向調査を行った。

 今年度のフィールドワークは、平成23年10月現在、筆者が東村観光振興計画策定委員会のメンバーであることもあり、調査結果を現実社会に反映させることができる格好の調査研究材料が揃っていた。地域計画策定の基礎資料となり得るような調査は教育効果も大きく、東村企画観光課の協力のもと調査を実施することができた。また、調査第1日目には観光資源や総合計画、今後の観光などについて村の概要に関するレクチャーを実施していただいた。東村企画観光課の宮田課長補佐および又吉主査には心より感謝を申し上げます。


調査の様子


調査実施本部

 その後の調査は悪天候が続き、調査を一時中断しなければならないほどの大雨であった。その条件にも関わらず、学生はアンケート票を回収するべく村民の皆さまのご自宅を訪問し、熱心に説明を行っていた。学生には、アンケート調査の趣旨や設問意図などを簡潔に説明できるだけの工夫が必要であり、一方的な説明や自己中心的な振る舞いでは通用せず、コミュニケーションをとるために多くの努力が必要となる。今回も、学生は自ら考え、時にはグループで協力して目標回収数263票をクリアしたのである。地域関与および積極的な行動の重要性に改めて気付くことができたと思っている。
事前学習の不足や調査中のリスクマネジメントなど課題も残ったが、現在は回答結果の集計と分析を行い、東村へ提出するため調査報告書(ゼミ論)を作成中である。引き続き学生には、人々との触れ合いや地域資源の調査などを通して「観て考える力」「課題発見、解決能力」を養い、自らが足を運んだ東村の将来像を考えてもらいたい。

総評:国際学群 観光産業教育学系 准教授
大谷 健太郎