公立大学法人名桜大学

 

教育・研究活動レポート:日本医療保育学会第15回大会を終えて(2011/6/4-5)

日本国際文化学会創立10周年記念特別シンポジウム
戦略としての文化と国際文化学:3/11後の展望


筆者会頭講演「小児病棟における保育士の業務実態と期待されること
〜全国の小児病棟看護師長の調査から〜」
 
 平成23年6月4日、(土)5日(日)、名桜大学を会場に日本医療保育学会第15回大会を開催させていただきました。参加者総数382人、県内参加者約200人と多くの方の参加を得て開催することができました。ボランティア学生34人が会場設営から参加者の接待、懇親会の企画・運営までを担当し、教職員、学生が一体となった学会開催となりました。
開催にあたり、瀬名波榮喜学長から歓迎のメッセージをいただき、子ども中心の考え方と学長のやさしい心遣いに、参加者は心温まる思いを抱いたようです。
学会は1日目に理事長講演、会頭講演、特別講演、教育講演が行われ、理事長からはこれまでの医療保育の歴史と今後に向けたメッセージが伝えられました。また、沖縄県南部医療センター・こども医療センターの宮城雅也先生は『全てのこども達に成長を保障してあげるために—沖縄県の医療保育の過去・現在・未来—』と題した講演において、沖縄県での保育士の活動やこども医療センター設立に関する思い、子どもの視点を大切にした取り組みなどについて話されました。名護療育園の仲本千佳子先生は『すべての子どもに保育の心を〜特別な医療的ニーズのある子ども達の育ちを護る』と題して話されました。自身の妊娠を機に、医師としての生活から母親としての生活に変わり、保育の視点の重要性に気付いたことをじっくり、ゆっくり、先生のことばで話されました。その様子に会場の参加者は息をひそめて聞き入っていました。子どもを主体とした取り組みの講演から、あらためて保育の素晴らしさを感じたひとときとなりました。

 講演終了後には学食で懇親会が開催され、学生ボランティアの企画・運営による楽しい時間を過ごしました。琉球芸能あり、沖縄の家庭料理ありと、参加者は沖縄での学会を満喫したことと思います。
2日目は43題の研究発表が行われ、全国で活躍する保育士の実践や研究報告が行われました。特にプレパレーションの発表には多くの参加者が詰めかけ、立ち席が多くみられました。会場が狭い等の意見が聞かれるほど白熱した発表が続き、それぞれが明日からの医療保育の糧を持ち帰ったようです。
天候にも恵まれ、多くの参加者をお招きできたことに感謝しております。また、実行委員の沖縄県医療保育士会の保育士、名桜大学の教職員、学生ボランティアに支えられ、大きな使命を果たすことができましたこと、ここにお礼を申し上げます。
本学会のテーマ"医療保育のわ"が沖縄から発信され、子どもたちの支えになることを期待しています。

人間健康学部 看護学科 教授 金城 やす子