公立大学法人名桜大学

 

教育・研究活動レポート:教養教育科目[沖縄学]が面白い!

教養教育科目 「沖縄学」が面白い!

平田大一講師            "ワールド・カフェ"方式
感動体験型産業の実現について」         沖縄に関するテーマに沿って意見交換をする

 

 平成23年度前学期に新規開講した「沖縄学」(教養教育科目)は、1年次を中心に総勢188人の学生が受講した。講師には沖縄の地理学、歴史学、文学、料理学、人類学、舞踊学、健康学、経済学、観光学等の専門家を招聘し、各分野の研究者によるホットな話題を提供、分野によっては難解な講義もあったが、その道の専門講師の研究に対する熱意と愛着に圧倒される受講生も多かったのでないだろうか。
同科目の最終講義は、現代版組踊「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」の演出家でも有名な平田大一氏(現・沖縄県文化観光スポーツ部長)が講師を務めた。テーマは「感動体験型産業の実現について」で、今年はじめに沖縄県の仲井眞知事と面会、「教育で地域を興し、文化で産業を興す」思いと実践力が買われ、現在の部長のポストの依頼があった経緯や、生まれ故郷・小浜島での生い立ちから高校・大学時代の自らの軌跡を等身大で語ってくれた。聴講した学生が挙げた"印象に残る言葉"は「三流の学生は一流企業で働き、一流の学生は(事業を)興す」という恩師の教えの紹介や、「輝く星を見る人でなく、あなた自身が輝く星となれ」等であり、平田講師の話に「鳥肌の立つ」ほど感動した学生が多数を占めた。横笛や太鼓と歌の実演、現代版組踊のDVD上映なども満載、90分の授業があっという間に終了した。ちなみに平成23年度後学期も同じ講師陣による「沖縄学」の講義を予定している。興味のある学生は、1年次でなくても是非とも受講してほしい。また留学生や一般の受講生も歓迎である。

 その他、沖縄学では、第14週目に、今まで学んだことの「ふりかえり」を目的に、受講生全員を学食に集め、"ワールド・カフェ"方式のディスカッションに挑戦した。6〜8人の任意の学生グループを組んでもらい、20分間、与えられた沖縄に関するテーマ(1.地理歴史、2.文化、3.社会)に沿って意見交換をする。その際、テーブルに置かれた模造紙に自分の意見やアイディアを記入し(イラストOK)、同席者との意思疎通を視覚的・経時的にも促進する。ディスカッションの間、名称の如く、飲み物、スナックを食べてもよし(おにぎりを頬張る学生もいた!)、リラックスしたムードで3ラウンド(20分×3テーマ)、テーブルに座る人が入れ替わり、新たな仲間と意見交換することを通じて「沖縄学」で何を学んだかを思い起こし、かつ他人の意見から学んでもらった。この「リラックスふりかえり術」の詳細をお知りになりたい方は、http://world-cafe.net/にアクセスを。今まで話したことのない学生同士がリラックスして意見交換をするという新しい意思疎通の試みに、多くの学生が「はじめはどうなることかと思ったけど、とても楽しく参加できた」という。なかには「このワールドカフェ方式を様々な授業でとりいれ、名桜大学の"ウリ"にしてはどうか」との積極的な意見もみられた。

総評:小川 寿美子(人間健康学部 スポーツ健康学科 教授)