公立大学法人名桜大学

 

学事報告:「人類の“進歩”シンポジウム」(2011/5/11)


「人類の"進歩"シンポジウム〜進歩について考える〜」を開催

 

講演の様子

 「人類の"進歩"シンポジウム〜進歩について考える〜」は平成23年5月11日(水)、本学多目的ホールで開かれた。学生、教職員、理事、後援会員、北部市町村議会議員等、名桜大学を支える家族が一堂に会した。名桜大学は「平和・自由・進歩」を建学の精神とする。これまで、開学15周年の平成20年には「平和シンポジウム」、学校法人最終年の平成21年には「自由理念シンポジウム」を開き、建学の精神を確認してきた。そして、今年は、残りの「進歩」のシンポジウムの年となった。
3月11日の東日本の地震・津波被害に伴う自然の脅威を受け改めて、「人類は進歩したのか、どの方向へ向かって進歩しているのか」等が、国民の関心事になっている折、時宜を得たテーマであった。まず、パネリストの木村堅一氏(国際学群 経営情報教育学系 教授)が「人文科学の価値観から教育・研究と進歩を考える」、平恒次氏(名桜大学客員教授・イリノイ大学名誉教授)が「社会科学の立場から進歩について考える」、西平守孝氏(名桜大学名誉教授)が「自然科学の立場から進歩について考える」、金城祥教氏(人間健康学部長 看護学科 教授)が「看護学教育の立場から進歩を考える」で報告した
木村教授は「専門化、細分化した知を統合する努力で進歩を達成する」、平教授は「地域主権思想」を紹介し、これを沖縄の将来像(進歩)に結びつけた。西平教授は「科学・技術の進歩と人間の精神的進歩のバランス」を強調した。金城教授は「患者と協働して健康に生きる権利」を与える「患者参画型看護」は人類の進歩に貢献すると、結んだ。
参加者は人類の進歩に対するアプローチはいろいろな分野で違うことを学んだ。最後に瀬名波榮喜学長は「東日本大震災は人類の進歩を考えさせる機会を作った。科学・技術と環境のバランスが大事である。地域社会と人類社会に貢献するための進化、進歩が本学の使命」と結んだ。名桜コミュニィティの90%を占める学生たちも提起された「進歩」についてしばし静思する機会となった。参加者それぞれが「進歩」へ向けた学び方を、再び求め始めた。

総評:国際学群 国際文化教育学系 教授 仲地 清

 

                        

              コーディネーター    パネリスト      パネリスト       パネリスト       パネリスト
瀬名波榮喜学長    平恒次氏      西平守孝氏      木村堅一氏      金城祥教氏