公立大学法人名桜大学

 

平成24年度 名桜大学総合研究所社会政策部門シンポジウム

沖縄から考える貧困と格差-沖縄の貧困の現状と、そこからの脱却

 名桜大学総合研究所の社会政策部門では、「貧困と格差」をキーワードに、第1回目のシンポジウムを平成23年11月26日(土)に沖縄市において開催しました。そのことを踏まえまして、シリーズ2回目として、『沖縄の貧困の現状と、そこからの脱却』と題するシンポジウムを平成25年2月12日(火)に名護市中央公民館に於いて開催しました。内容としましては、「名護の生活保護世帯の現状と対策」と題して東江靖典氏に、また、「表現力の貧困を考える」と題して宮城信夫氏に、さらには、「子ども支援のネットワークづくりをめざして」と題して宮川めぐみ氏に、それぞれ報告していただき、それらを基に、公開討論形式で行いました。
 通常の講演会等では、ややもすると、主催者側からの情報を一方的に流す傾向が強いと思われますが、今回の公開討論形式では、むしろ聴衆からの意見等が多く出され、議論が活発に展開し、予定時間では足りないほどの盛り上がりを見せました。このことは、立ち見が出るほどの参加者がいたことと合わせまして、市民の関心の高さを如実に物語っております。また、学生の参加が多くみられ、さらに、議論にも積極的に参加する等、従来のシンポジウムになく議論が展開したことも、特筆すべき点であると思われます。
 最後になりましたが、今回の討論会において、市民から多くの意見が出されましたので、それらの宿題を集約し、交通整理をしながら部門においてさらに議論を重ね、引き続き、第3回、第4回と展開できればと思います。ちなみに、これまでの取り組みが沖縄県公立小中学校事務職員協会に評価され、平成25年10月3日(木)の研修会において貧困をテーマに講演の依頼があり、現在、教員養成支援センター長の嘉納英明教授と議論を重ねているところです。

総評:大城 美樹雄(国際学群 経営情報教育研究学系 講師)