公立大学法人名桜大学

 

平成25年度第2回FD研修会報告

  平成25年7月31日(水)看護学科棟1階講義室において、本年度第2回全学FD研修会が開催されました(専任教員出席率:58.5%)。今回は「ティーチング・ポートフォリオについて」をテーマとして、大阪府立大学工業高等専門学校より北野健一教授(一般科目理系(化学))を講師としてお招きし、ワークショップを取り入れた研修会となりました。
 まず、筆者による開会の挨拶の中で、本学の「授業改善の取り組みにおける現状報告」がありました。本学は授業改善のため「学生による授業評価アンケート」や「授業見学(公開授業)」を実施していますが、担当教員の手元にアンケートの集計結果が届くタイミングがシラバス(授業計画)の改善に結びつきにくい手続になっていることや、教授方法の自己点検・評価、開発、蓄積の具体的な方法を全学FD研修会で提供する必要があることなどが今後の改善点や課題として述べられました。
 次に今回のメイン・テーマであるティーチング・ポートフォリオの概論について、北野健一教授より講義が行われました。ティーチング・ポートフォリオとは、教員自らの教育活動(責任、理念、方法、改善、成果、目標)を振り返ることによって得られたエビデンスで裏付けられる「厳選された情報の集積」であり、教員がこれをツールとして活用すれば、実質的な教育改善を目指すことが可能になるという説明でした。続く後半は2人1組のチームを作り、付箋紙とワークシートを使用したワークショップが行われました。
 研修会終了後の受講者アンケートの集計結果は、「満足である」という評価が大半を占め、ティーチング・ポートフォリオは非常に興味深く、ワークショップの内容も有意義であったとの感想が多くありました。また、「教員自身の教育観を整理する機会になった」という感想もありました。さらに、「もう少し研修の時間があればよかった」、「次回はぜひ学内で2泊3日の研修会を実施して欲しい」などの要望も多くありました。
 今後は、課題として先に述べた「教員の教授方法の自己点検・評価、開発、蓄積の具体的な方法」として、フル・コースの研修会の実施を検討して行きたいと考えております。

総評:FD委員長 佐久本 功達(国際学群 経営情報教育研究学系 教授)


 ティーチング・ポートフォリオの活用事例などについて説明する北野健一教授