沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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沖縄県「教育旅行推進強化事業」として南開大学へ沖縄の魅力を発信

掲載日:2017年10月27日お知らせ

 平成29年8月19日(土)、名桜大学現代中国研究会と南開大学外国語学院日本語学科(日本留学中の学生)との国際交流会が東京で開催されました(会場:アルカディア市ヶ谷/参加者:20人)。現在、沖縄県は「教育旅行推進強化事業」(沖縄観光コンベンションビューロー)を通して、日本国内および海外の教育機関に対して沖縄県を平和教育の地と広め、沖縄への教育旅行誘致を促進する事業を展開しています。現代中国研究会は、この事業と連携することで、中国の大学生に向けて沖縄県の魅力を伝え、日中両国の相互理解を促進し、学生によるアジア平和構築を促進するための「桜華プロジェクトを始動しました。これからも沖縄文化を世界へ向けて発信し、国を超えた共通の認識を創造することで、次世代を担う国際的なネットワークを構築していきたいと思います。
リベラルアーツ機構 外国語教育 中国語/山城智史
外国語教育 英語/玉城本生
「他己紹介」を中国語で練習中 アイスブレイクでお互い知り合う
沖縄と中国の違いについて話し合う学生 福建省閩南語の紹介に真剣に耳を傾ける
名桜から世界へ向けて新たな一歩を!
≪ 参加学生の声
仲村征弘(国際学群2年次/現代中国研究会代表/沖縄県立読谷高校出身)
 私たち現代中国研究会は、現代中国を多角的に理解し、「国際文化交流、外国語習得、地域貢献」を推進してくために結成されたサークルです(平成29年4月設立)。まず「桜華プロジェクト」を立ち上げ、メンバー全員でお互いに知識や情報を共有しながら沖縄の自然、歴史、世界遺産、食文化、健康のテーマでまとめていきました。国際交流会の当日は、お互いの文化を紹介し合うことで、充実した文化交流の場となり、私たち自身も沖縄を見つめ直し、理解を深めることができました。今後は世界へ向けて沖縄の魅力を発信するために、中国語、英語の習得が必要だと考えます。現代中国研究会の活動はまだ始まったばかりです。これからも新しい活動に積極的に挑戦していきたいです。
國場拓郎(国際学群2年次/現代中国研究会/沖縄県立具志川商業高校出身)
 今年3月から粛々と準備を始めて約5カ月、沖縄観光コンベンションビューローの協力もあり、ようやく「桜華プロジェクト」を実現することができました。南開大学からは東京大学、京都大学、早稲田大学、上智大学等に留学中の日本語学科の学生が参加してくれました。当日はとても緊張しましたが、南開大学の学生たちの聞く姿勢がとても印象に残っています。人が話しているときは目をそらさず、大きく頷いたり、驚いた表情を見せたりするなど、その人の発表の内容全てを学び、吸収しようとするような強い意欲を感じました。授業、部活などで忙しい中、約5カ月という長い期間を要しましたが、何とか成功することができ安心しています。これからも語学習得、文化理解を中心に、新たな活動にもチャレンジしていきたいです。
大城陽(国際学群2年次/現代中国研究会/沖縄県立コザ高校出身)
 当日の交流会では、中国語と日本語を使いながら、日本と中国の食文化の違いや気候の違いを話したり、「他己紹介」でお互いを紹介し合ったりなど様々な交流ができました。中国は1つの国でもとても広く人口も多いため、場所が少し異なるだけで気候や住んでいる人、言語も全く異なることに驚きました。今回の交流会は現代中国研究会にとっても、私にとっても貴重な経験となりました。こういった貴重な経験をすることができたのも、顧問の山城智史先生、副顧問の玉城本生先生、沖縄観光コンベンションビューローの方々、南開大学の先生方、そしてインタビュー学習にてアドバイスをくださった方々のおかげです。今回の経験を生かして、中国の留学生との文化交流や地域に貢献する活動へ活かしていきたいと思います。また、中国の方と中国語で交流したい、という思いが強くなったため、中国語のスキルアップも目標に精進していきたいと思います。
石澤まどか(スポーツ健康学科2年次/現代中国研究会/新潟県・東京学館新潟高校出身)
 沖縄で暮らし始めて約1年半、新潟県出身の私が海外の人達に沖縄県を紹介する日が来るなんて思ってもいませんでした。今回私が発表したテーマは「沖縄の健康問題とその取り組み」です。大学で学んだ知識を活かして、健康支援を行うサークルにも所属しています。普段、沖縄県の健康長寿を取り戻すために支援活動を行っているので、他のテーマよりも紹介しやすいのではないか、そう考えていました。しかし、いざ準備にかかると、なぜ沖縄県は長寿と言われていたのか、なぜ今、県民の健康問題が指摘されているのかなど、基本的なことが自分自身の中で分かったつもりになっていたと気付かされました。そもそもこのようなことを話して理解してもらえるのか、など多少の不安はありましたが、山城先生のアドバイスもあり、1つ形にすることができました。何よりも、サークル仲間の発表を聞いて、初めて知ることが多くあり、沖縄県についてより知識が深まったと感じています。「国際交流」、この言葉はスポーツ健康学科に所属している私が、大学4年間で関わることがないと思っていたキーワードの一つでもあります。しかし、今年2月の海外スタディツアー(中国天津市・北京市)、現代中国研究会のサークル活動、そして今回の事前学習会を通して、改めて相手と自分を理解することの大切さを学び、参加して本当に良かったと思っています。国を超えて様々な方々と交流できたことで、より中国文化への興味、語学習得の意欲が沸いてきました。学科では学べない、新たな視点を持てるこの環境をいただけたことにとても喜びを感じています。最後になりましたが、今回の沖縄県「教育旅行推進強化事業」に伴うアドバイザー事前学習会開催に当たり、ご尽力くださった多くの方々に感謝申し上げます。この経験を今後の大学生活に必ず活かし、これからの現代中国研究会の活動の糧にしていきます。
【本事業は、沖縄県「教育旅行推進強化事業」に伴う教育旅行アドバイザー派遣による補助金によって行われました。ここに記して感謝の意を表します。】

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