沖縄の公立大学 名桜大学(沖縄県名護市)

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平成28年度 第1回 高齢者・在宅ケア情報交換会

掲載日:2016年6月7日お知らせ , 学事報告 , 看護学科

平成28年度 第1回 (通算20回) 高齢者・在宅ケア情報交換会
~ 年間計画の相談・台湾の看護介護事情についての報告~
 
この会は、高齢者ケアの質などについて、あらゆる角度から情報交換を行い、より良い高齢者・在宅ケアについて示唆を得ることが目的として行っています。平成28年度第1回目が5月21日(土)に名桜大学看護学科棟にて行われました。今回は今年度の年間計画についての相談と、大学教員が台湾の高齢者施設や病院、高齢者福祉団体、大学などを訪問し、台湾の看護介護事情についての情報を知り得たため、参加者の皆さんに情報提供を行い、日本の今までとこれからのケアについて討議を行いました。
参加者は、病院看護師、医師、デイサービス職員、地域包括支援センター保健師、高齢者施設看護師など計8人で、多種多様な施設からの参加があり、様々な角度からのディスカッションが展開されました。
 
台湾の看護介護事情についての報告では、台湾では今年1月に新政権となり、高齢者福祉政策の転換期を迎える中、介護保険制度を導入しつつあるが、特に伝統的な文化が残っている地域や地方では依然として家族に介護が任され、介護制度の浸透への課題や外国人ケアワーカーの制度の課題がある状況が見えました。情報提供後には、参加者から活発な意見交換が見られ、日本との介護体制の違い、台湾のケアから見えた日本が行ってきた今までのケアの振り返りや日本の介護労働者不足への対策について活発なディスカッションが展開されました。更には日本の介護スタッフのキャリアアップについても話が展開し、今後日本の高齢社会を支える介護スタッフのキャリア支援をすることが、目標を持って働き続けられる介護スタッフの創出につながるという意見も出るなど、有意義なディスカッションとなりました。
 
参加者の感想に、「台湾の介護の現状を知ることができて勉強になった」、「介護施設の方々との交流ができ、貴重な経験となった」、「今後の介護についてのお話ができいろんな可能性が膨らんでいくのが楽しみ「日本国外の現状を知ることは大切なことであることがわかった」と、参加者の学びに繋がっていました。また、参加者各々の夢や目標を共有でき、参加者同士の刺激となっていました。今回初めて参加される方もあり、顔の見える関係づくりは進展しています。
 
 
意見交換中①   意見交換中②
次回の情報交換会は7月16日土曜日14時~16時、名桜大学にて講師の方をお招きし、認知症ケアに関する講話を行い、さらに事例を持ちより事例検討を行うことでケアの方策を参加者のみなさまと共に考えていけたらと思います。
 
高齢者在宅看護領域:吉岡萌 永田美和子 
佐久川政吉 佐和田重信 安仁屋優子
 

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