公立大学法人名桜大学

 

平成28年度 海外インターンシップ 体験報告

国際的感覚をもった人材育成を目指す
 
 国際学群観光産業専攻の実習科目である「海外インターンシップ」は、海外のホテルや旅行会社で研修し、国際的ビジネスマインドを養い、世界で活躍できる国際的な人材を育成することを目指しています。海外インターンシップでは、事前講義と沖縄県内における渡航前の事前研修、海外研修、報告会を行っています。海外インターンシップに参加する学生は、国内外の研修と実習先の言語と文化等について学ぶことができます。
 今年度、国内の事前研修は、沖縄ツーリスト名護支店とホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワで5日間行いました。海外研修は平成28年2月から3月に韓国のハナツアー済州(1人)、8月から9月にマレーシアのグランドブルーウエーブホテル・シャーアラム(1人)と台湾の沖縄ツーリスト台北事務所(1人)に計3人の学生を派遣しました。従来、ハナツアー済州における海外実習は8月に行われていましたが、平成27年にMARSコロナウイルスによる感染症が発生したため、翌年2月に延期されました。
 研修終了後には、国内外での研修成果をまとめ、今年10月の名桜祭で研修の成果を発表しました。報告会では、名桜大学の教員や学生が多く参加し、活発な議論が行われました。また、実習先の企業文化や生活文化に触れることは、とても貴重な経験となり、語学力も向上できます。現地で刺激を受けて現地の言語の勉強を頑張る学生もみられました。
 今年度に海外インターンシップに参加した学生は、全員実習先からとても良い評価を得ています。海外での研修経験は進路決定に役に立つと同時に、忘れられない思い出になるでしょう。
 今後も海外インターンシップの担当教員として観光産業専攻の学生のみならず、他専攻の学生にも参加を呼びかけ、多くの学生が積極的に参加できるように工夫をしていきたいと思います。
総評:柳 銀珠(国際学群観光産業教育研究学系 准教授)
 
 

「自信を得ることができた海外研修」

赤塚里穂(観光産業専攻3年次、大分県立臼杵高校出身)
研修先:グランドブルーウェーブホテル・シャーアラム(マレーシア)
 
 私はこの夏休みに、マレーシアのグランドブルーウェーブホテル・シャーアラムで約4週間インターンシップをさせていただきました。実習では、カスタマーサービス、フロント、オペレーター、リザベーション、ハウスキーピング、レストランの6つの部署で多くのことを学ぶ機会を得ました。
 実習では、言葉が伝わらないことがたまにありましたが、ジェスチャーや絵を使ってスタッフとコミュニケーションをとることが出来ました。また、事前学習で学んだマレー語を使う機会があり、その際に現地の人に意味が伝わったことが本当に嬉しく、強く記憶に残っています。また、最初はマレー語で挨拶をすることに躊躇っていましたが、ホテルスタッフの一員である自覚を持ち、笑顔で挨拶をしました。お客様も笑顔で返してくれて、大きな自信につながりました。
 ホテルでは、ムスリムへの配慮がされていて、日常生活の至る所で、ムスリムの人が熱心にお祈りをする姿等、マレーシアの文化に触れる機会があり、多様な文化の息づく素敵な国だと改めて感じる瞬間が何度もありました。
 実習を終えて、初めての海外で不安に思うことばかりでしたが、マレーシアの人たちはみんな優しく、多くの友達を作ることが出来ました。近況を報告し、お互いの成長を感じることができる友達ができたことを幸せに思います。自分や友達に恥じることがないように、今回のインターンシップの経験を活かして、自信を持って就職活動に臨んでいきたいと思います。
 
 
 
岡崎文雄GM(左)からの修了書の授与
右:ラム氏(カスタマーサービス・マネージャー、実習担当者)
ホテルスタッフとの交流

 

「将来の目標に向かって」

小西 佑果(観光産業専攻4年次、和歌山県立耐久高校出身)
派遣先:ハナツアー済州

 私は韓国の済州島にある旅行会社ハナツアー済州で4週間の海外実習を行いました。元々旅行業に興味があり、留学で培った韓国語を活かすために参加を希望しました。実習中は日課で担当の方から毎日1対1でビジネスマナーや現地の旅行業の知識等を教わり、専門的かつ実用的な知識を養うことができました。実習ではインバウンドチームに所属し、ツアーの補助や済州島内の観光地やホテルの視察、日本のクライアントとの通訳を行うなど外国人という立場を活かした業務を行いました。更に空き時間に日本語のブログを開設し、数少ない済州島の観光情報を発信することで誘客に貢献することができました。また、社員の方々からは実習中にもかかわらず、勤務外でも食事や観光に連れて行ってくださり、公私ともに良くしていただき、とても恵まれた環境の中で実習を無事終えることができました。
 今回の実習を通して、将来語学を活かしインバウンドに貢献したいという思いが強くなり、今後の目標が明確になりました。その結果、就職活動にも活かすことができ有意義な実習となりました。最後に、本来は昨年度に派遣が予定されていましたが、MARSのため延期になりました。その際、調整して頂いた許先生と柳先生そして延期を快く了承し受け入れていただきましたハナツアー済州のホン社長をはじめ社員の皆様に心から感謝の気持ちでいっぱいです。
 
ホン・ユシク社長(右端)と担当者のイ・ジェフン課長(左端)
実習前の挨拶時にて
インバウンドツアーにてアメリカ人のお客様と
オフの日の観光の様子(右が筆者) お世話になったハナツアー済州の皆さんと

 

 

 

「今回の海外研修を通して」

津嘉山 祥子(観光産業専攻3年次、沖縄県立那覇国際高校出身)
派遣先:沖縄ツーリスト台北事務所

 平成27年度沖縄に訪れた観光客数は、過去最高の794 万人、外国人観光客数も過去最高の167 万人を記録しました。旅行がより身近になった現在、旅行の個人手配が容易になった情報化社会のなかで、旅行会社を利用するメリットや強みは何か、この研修を通して考えてみたいと思い、参加を決意しました。
 研修先の沖縄ツーリスト台北事務所では、台湾から沖縄へ訪れる旅行者の航空券や宿泊先、レンタカーの手配といった事務所内での業務の他に、沖縄観光コンベンションビューロー台北事務所への訪問といった事務所を出ての業務も行いました。業務の中で最も印象に残っているのは、自身で台北3泊4日の模擬ツアーの作成を行ったことです。様々な年齢層や団体に向けたツアーを考え、また、多種多様なゲストの細かなニーズに応えながら、旅程の計画や手配をすることは豊富な知識と経験が必要であると感じました。休日は、スタッフの方に台北市を中心に案内していただき、楽しく交流することが出来ました。
 今回の研修を通して、業務だけでなく、旅行会社の魅力や自身が抱いていた旅行会社に対するイメージとのギャップに気づくことができ、旅行会社で働き、沖縄の観光産業の発展に貢献したいとより強く思うことができました。また、研修を通して出会った方々一人ひとりの仕事に対する姿勢や考えなどにも触れることができ、貴重な経験になりました。
 沖縄ツーリスト台北事務所の皆様以外にもこの研修に関わったすべての方々に深く感謝します。この貴重な経験と、感謝の気持ちを忘れずに、残りの学生生活を有意義なものにしていきたいです。
 
お世話になった研修先のスタッフ 沖縄ツーリスト台湾事務所にて(中央が筆者)