図書館長あいさつ - 沖縄の公立大学|名桜大学

公立大学法人名桜大学 附属図書館

図書館長あいさつ

「個性」「知性」「感性」を育む場 
  ― 名桜大学図書館の新たな機能と役割 


図書館長
小川 寿美子
 大学図書館は、学生の学習と高等教育並びに学術研究活動全般を支える重要な学術情報基盤の役割があります。また大学の教育研究の中核として、総合的な機能を担う機関としての役割も求められています。その一方で、現在の大学及び大学図書館を巡る大きな環境変化の中で、多くの課題に直面していることもまた事実です。例えば、インターネットの普及により、学生および教職員は多様な情報資源を簡単に入手することができるようになりました。そのため大学図書館は今後更に自らの立ち位置を明確にしたうえで、情報の蒐集、組織化、サービス提供のあり方を工夫していく必要があります。
 こうした時代において、大学図書館に求められる機能や役割はいったい何でしょうか。その回答として名桜大学では、昨年度、附属図書館の増改築に関する基本構想を策定しました。この基本構想のもと、平成30年4月のリニューアルオープンに向けて、今年度には基本設計、実施設計などのプロジェクトが開始します。
 現在の図書館には本館および看護学科分館を含め、およそ16万冊の蔵書が所蔵されており、その収蔵スペースの運用率は86%です。毎年平均4000冊程の資料を新規登録していますが、現状では数年後に限界に達してしまいます。そこで、増改築後の新図書館では30万冊の蔵書の収蔵に対応する計画です。また名桜大学では新図書館の実現すべき機能として、そのコンセプトを「『個性』『知性』『感性』を育むために、静寂さ(集中できる場)と快適さ(憩える場)を追求し、学生、教職員、そして市民が集う場となること」としました。特に「快適さ」という機能は、一般の図書館にあまり取り入れられていない、斬新なコンセプトでしょう。心身を「リラックス」させる空間の実現として、少し疲れた時には、簡単な軽食がとれるスペースの確保、また外部と繋がる印象を与えるオープンエアな環境の整備を考えています。新図書館は、1年前に新築した学生会館(SAKURAUM)のように、学生や教職員がつい足を運びたくなるような好感度の高い施設への変身を目指します。例えばラーニング・コモンズ、即ち複数の学生が集まり、電子情報資源も印刷物も含めた様々な情報資源から得られる情報を用いて議論を進める学習スタイルの「場」を、図書館で提供できたら良いと考えます。また新図書館ならではの特徴として、沖縄(特にヤンバル)の郷土資料や貴重な蔵書の蒐集とデータベース化、および公開にも力を入れ、地域の教育研究活動の活性化を目指します。
 任期は平成28年4月より2年間です。図書館長として、学生や教職員の知的交流活動の活性化を図るべく、利用者のニーズをくみ取りながら、教職員が車の両輪のごとく一体となり、大学図書館増改築の基本構想を具体的に推進することを使命といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
図書館長のあいさつ 情報探索の手引き 図書館データベース 沖縄地域学リポジトリ 図書館横断検索