公立大学法人名桜大学

 

「名桜グローバル・シティズン対話シリーズ」のご案内

名桜グローバル•シティズン対話シリーズ
(Meio Global Citizen Dialogue Series)について
 
 
 平成28年10月より、本学と日本ロレックス株式会社が共催し、「国際社会で活躍できる人材の育成」という本学の教育理念に沿って、全国からグローバルに活躍する著名講師を招聘し、「名桜グローバル•シティズン対話シリーズ」を開催します。
 多くの皆さまの聴講を歓迎いたします。(事前申し込みは不要です)
 
 開催要項は以下のとおりです。
 
(1) シリーズタイトル
   名桜グローバル•シティズン対話シリーズ
   (Meio Global Citizen Dialogue Series)
 
(2) 回数•時期
 ① 3ヶ月に1回程度開催する。年4回程度
 ② 本年10月にシリーズ第1回を開催する。
 ③ 月曜日に開催可能な場合は、「大学と人生」の1コマとして開催する
 
(3)会場
  名桜大学多目的ホール
 
(4)開催日程 
  第1回 平成28年10月17日(月) 14:45~16:15 
      講師: 柳瀬房子 氏(難民を助ける会代表、沖縄平和賞受賞)
  
  第2回 平成29年2月9日(木) 18:00~19:30 
      講師: 樋口久子 氏(プロゴルファー、日本女子プロゴルフ協会相談役)
  
  第3回 平成29年5月19日(金) 10:30~12:00  
      講師: 村治佳織 氏(ギタリスト)  
 
 
 
お問い合わせ≫           
  名桜大学 総務課・山川 電話0980-51-1100
 
 

第2回「名桜グローバル・シティズン対話シリーズ」 報告

 

樋口久子氏とブルース・ベイリー氏による特別対談「ゴルフ大好き」を開催

 

特別ゲストの樋口氏

 平成29年2月9日(木)本学多目的ホールにて、名桜グローバル・シティズン対話シリーズの第2回目として、プロゴルファーで日本女子プロゴルフ協会相談役の樋口久子氏と日本ロレックス社長のブルース・ベイリー氏による特別対談が開催されました。会場には、150人を超える多くの学生・地域の方々が集まりました。
 最初に、山里勝己学長から歓迎の挨拶と両氏のプロフィールが紹介され、会場から大きな拍手で迎えられました。山里学長からベイリー氏へ進行をバトンタッチし、同氏はユーモアを交えながら、樋口氏のキャリアや功績を紹介しました。対談に移ると、「ゴルフとの出会い」「アメリカへの挑戦」「ゴルフ協会会長時代」について、興味深い内容を切り口に2人の掛け合いが始まりました。
 ゴルフとの出会いについて、樋口氏は「中学校時代までは陸上競技選手でしたが、高校時代に姉の勧めでゴルフへの興味・感心を深め、卒業後に中村寅吉先生へ弟子入りしました。川越カントリークラブで練習場のスタッフとして勤務しながら、プ ロ選手としての下積み生活を経て、1967年に第1期女子プロテストに合格できました」と振り返りました。
 ベイリー氏からアメリカ挑戦について尋ねられると、樋口氏は「国内で勝ち続ける中で、自分が海外でどれだけ通用するのか試したい気持ちで渡米しました」と経緯を語りました。また、アメリカでの感想を求められると「芝生の状態の違いやウェアのファッションセンスの良さはもちろんですが、一番驚いたのは、選手層の厚さです。誰が優勝してもおかしくないくらいレベルが拮抗しており、そこでワン・ストローク(1打)の重みを実感しました。食生活ではほとんど困ることはありませんでしたが、時々日本食や中国料理を食べていました。また、遠征時には、日本からの食材や缶詰を持ち込んで調理していました」と競技生活での数々の思い出を語りました。そして、全米女子プロゴルフ選手権の話に及ぶと「優勝するまでに8年費やし、この間にパターが不調に陥ったり、時にはプレッシャーを掛けすぎて自滅したこともありましたが、当時の失敗を教訓にして試合に臨んだ結果、優勝することができました」と勝利までの軌跡を話されました。さらに話は盛り上がり、ベイリー氏からメンタルケアについて尋ねると、樋口氏は[①欲をかいてはいけない、②勝ちたいと思い続けるとプレッシャーになる、③18ホールを無事回れるように祈りなさい]という母親からの教えを紹介し、さらに自身で[④周囲に感謝する⑤腹を立ててはいけない]の2か条を加え、それらを今でも大切にしていると話しました。続けて樋口氏は日本女子プロゴルフ協会会長時代の秘話に触れ、当時女子ゴルフ発展のために取り組んだジュニアゴルファー育成、アメリカ的な組織改編、*QT制度の導入等に伴った女子ゴルフの人気復活までの経緯を述べました。
 対談終了後には、フロアとの質疑応答が行われました。「プロゴルファーとして緊迫した場面でプレッシャーをはねのけるためには」との質問に、樋口氏は「自信を持ってプレーすること、つまり日頃からの練習が大事ですが、常に試合でプレーしているイメージを心掛けることです」と重圧に打ち勝つ秘訣を語りました。ジュニアゴルフの育成・指導方法については「まずは子どもたちには、挨拶がきちんとできるようになってほしい。次にマナーが大事です。そしていい指導者にめぐり会えることが大切です。最後に、ゴルフができる環境や両親に対して、感謝する習慣をつけさせてください。プロ・アマにかかわらずゴルフを通じて社会人として立派に成長してほしいと願います」と独自の指導論を展開しました。その一方で「ここ最近、保護者のなかでスコアにこだわる方が多少いると聞いていますが、このままだと子どもが辛い思いをしますので、ゴルフ本来の楽しさを指導するようにしてください」と熱く語りました。
 最後に、会場へつめかけた沖縄県内のゴルフ関係者を含む地域の方々、学生、教職員から樋口氏とヘイリー氏に惜しみない拍手が送られ、盛況のうちに特別対談は終了しました。
 なお、第3回目の同シリーズは、平成29年5月19日(金)にギタリストの村治佳織氏をお迎えし開催されます。

 
ベイリー氏(右)と樋口氏(左)の談話 フロアからの質問に応える両氏

*クオリファイングトーナメント(Qualifying Tournament、略称QT)は、一般にプロゴルフツアーにおいてツアー本戦へのシード権をもたないプロやアマチュアが、翌年のシード権をかけて争う予選会

 

 

第1回「名桜グローバル・シティズン対話シリーズ」 報告
 
柳瀬房子氏とブルース・ベイリー氏による特別対談「難民・世界と平和」国際協力NGOの現場よりを開催
 
  名桜大学が日本ロレックス株式会社との共催で開催する「名桜グローバル・シティズン対話シリーズ」が、平成28年10月にスタートしました。同シリーズは、各分野でグローバルに活躍する著名な講師をお招きし、学生の皆さんがグローバル人材と接することで国際社会をより身近に感じ、また世界へ飛び出すきっかけを掴んでもらうことを目指しています。
  平成28年10月17日(月)に開催された第1回の講師は、国連公認の国際NGOである「難民を助ける会」(Association for Aid and Relief, Japan)の柳瀬房子代表で、日本ロレックス株式会社代表取締役のブルース・ベイリー社長との対談形式で講演しました。講演は、「大学と人生」の受講生約260人と地域の方々を対象に行われました。
 「難民を助ける会」は、1979年に日本へ逃れてきたインドシナ難民の支援を目的に設立されました。設立を呼びかけたのは日本初の英語の同時通訳者・相馬雪香で、同じアジアの国であるベトナムから日本へ来たボートピープルの受け入れを通して、「日本人も世界の中の地球人の一人ということを意識してもらいたい」という思いがあったと言います。同会は、これまで60以上の国や地域で、政治、思想、宗教に偏らない人道的支援活動を展開しています。
  講演で柳瀬氏は、37年間活動を続けてきた経験から、次のようなエピソードを紹介しました。アフリカの難民の中には、暮らしの中に鏡がないため水たまりに写る自分の顔しか見たことがない子ども達がいることや、ある地域では、交通事故の補償金として支払われる当地では多額となる金銭を目当てに、自分の子どもを犠牲にして収入を得ようとする親がいることに衝撃を受けたと語りました。
  また柳瀬氏は、難民について、かつてフランスからスイスへ移動したユグノー移民によって時計づくりがスイスにもたらされ、後に産業として発展したことを例に、「地球の中を移動する人々である難民が新しい文化を持ち込むことにより、その国が栄える」と語り、「難民はその国の宝」と称しました。
  会場の学生からは、「難民の人たちのその後の社会復帰はどのようになっていますか?」、「難民を助ける会では、大学生も活動していますか?」などの質問がありました。
  柳瀬氏は会場の皆さんへ、「この活動を続けて喜びがたくさんある」、「いきなり国際協力をというのではなく、まず皆さんの身近なところから始めて欲しいと思います」とメッセージを送りました。
 
「大学と人生」担当:真喜屋美樹 (リベラルアーツ機構准教授)

 

対談する柳瀬氏(左)とベイリー氏(右) 学生の質問に耳を傾ける柳瀬氏とベイリー氏