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国際シンポジウム「米軍基地再編下のグアムと沖縄の歴史、観光、文化問題の共通性と相違性」を開催
2010/02/20 土曜日 00:00:00 JST

国際シンポジウム
「米軍基地再編下のグアムと沖縄の歴史、観光、文化問題の共通性と相違性」

 平成21年度名桜大学総合研究所主催の国際シンポジウムは平成22年2月13日(土)、グアム大学ミクロネシア研究所の協力で、名桜大学総合研究所で開かれた。テーマは「米軍基地再編下のグアムと沖縄の歴史、観光、文化問題の共通性と相違性」で、グアム大学からジョン・ピーターソン所長、フレド・シュウマン准教授が招待された。
 シンポの意図は「日本駐留の米軍基地の再編計画に伴う沖縄の海兵隊の国外、県内移転が検討されてから久しい。日米両政府は沖縄の海兵隊の一部をグアムに移す案を検討してきたが、まだ実施に至るまでの合意には達してない。しかしながら、グアム准州民と沖縄県民は、それぞれの立場からの期待で日米政府の交渉の推移を注視している。そのような時期に沖縄とグアムの共通性と相違性をについて理解を深めることで、両島にとって望ましい再編策を探りたい」だった。
 まず、「グアムの基地と観光問題の動向」で、フレド・シューマン准教授(グアム大学行政学部国際資源学)、次に、「戦争ゲーム:軍事基地と文化遺産保護の戦略」で、ジョン・ピーターソン所長(グアム大学ミクロネシア研究所、文化人類学)が報告、最後に「グアムと沖縄の違い:生活体験から」で本大学のティモシー・ガイエル教授(言語学、文学)が報告と講評を行った。シュウマン教授は「沖縄から海兵隊がグアムへ移転が実施されると、2014年に新基地建設の島外からの労働者を含めて現在の人口17万人から26万人に膨れると予想し、その後の経済状況が予想しがたい」、またピータソン所長は「基地建設に伴うチャモロ文化遺産の調査と記録が急務である」と報告した。グアムと沖縄の生活を体験したガイエル教授は、琉球文化とチャモロ人を比べると、チャモロ文化のほうがまだ土着性が残っていると、体験を踏まえて述べた。戦略基地として、グアムと沖縄は良く比較研究されているが、基地移転は両島の観光と文化の面でも影響で出ることについて学んだ。

国際学群 国際文化専攻 教授 仲地 清

 


グアムの基地問題を報告したグアム大学のピーターソン教授ら