名桜大学トップページへ移動する
文字サイズ 文字を拡大する 文字を縮小する 文字を標準サイズにする
現在地:Home arrow 学長挨拶
大学案内
学長挨拶
名桜大学学長
名桜大学学長
瀬名波 榮喜 Ph.D.
Senaha Eiki

リベラルアーツと教育の質の保障

 1994年沖縄県並びに北部12市町村の醵金によって設立された名桜大学は、2010年4月1日を期して学校法人から公立大学法人名桜大学へと再生しました。私立大学から公立大学に法的身分は変わったが、平和・自由・進歩の建学の精神はそのまま継承され揺らぐことはありません。また、大学の使命が変わるのでもありません。教育・研究・地域貢献の3本柱は依然として本学の羅針盤となっています。さらに、国際社会で活躍できる、いわゆる国際的教養人の育成を目指す教育理念も何ら変わることはありません。なかんずく公立大学は教育研究を通して地域の活性化と発展に寄与するものでなければなりません。
 本学は、国際文化、経営情報、観光産業の3学科から成る国際学部1学部でスタートした単科大学であったが、2007年、先進的な専攻制を採用し国際学部を国際学群に改組しました。2005年には、人間健康学部スポーツ健康学科を開設し、2007年には、同学部に看護学科が設置され、今年第一期生を社会に送り出しました。本学は、このように創立17年にして2学部体制に入りました。
 現在我が国で大きな問題となっているのは、教育の質の保障または学士力であります。はたして、われわれは学生が卒業するときに国際的に通用する人材育成をしているのか、また大学卒として当然修得していなければならない知識や技能を十分身につけている教育をしているのか、ということであります。この課題を解決する方法は、広い教養教育すなわちリベラルアーツの強化をおいて他にはありません。「リベラル」とは心を開放するということであります。そこで、今年4月に「名桜大学型教養教育」を推進すべく教養教育センターを開設することになりました。まさに国際的教養人の育成を目指したものであります。
 その中でももっとも重視されなければならないのは、コミューニケーシヨン能力であります。たとえば、どのようにして批判的読書能力を養うか、どうすれば論理的にエッセーを書くことができるか、ということであります。すなわち、批判的かつ論理的知的訓練は、大学生活を送るための基本中の基本であります。それは単に学生生活のみならず社会生活や職場においてももっとも大事な資質であり、その重要性はいくら強調しても強調しすぎることはありません。
 高度な職業人と研究者を育成するために、大学院の設置は緊急を要しました。学生と社会のニーズに応えなければならなかったからであります。ついに、2001年、現在5教育研究領域から成る国際文化研究科の誕生を見ました。それに続いて2011年には看護学研究科の設置に成功しました。国際文化研究科では、外国人学生も多くバイリンガル教育も実施しています。一方、看護学研究科では、長寿世界一を誇る北部地域をコンテクストにしてユニークな地域看護に重点を置き、他大学のそれと一線を画しています。健康支援、健康増進、そして看護の分野で大きな地域貢献が期待されています。
 大学の使命をフルに果たすためには、地域や産業界との連携プレーが欠かせません。また、グローバル化する時代にあって外国の協定大学や国際社会との協働も不可欠となってきました。

 
Profile:
瀬名波学長は、名護市出身。琉球大学教授を経て、1994年本学開学と同時に理事兼国際学部長、2006年2月第四代学長に就任。専攻は、英文学。

【学歴】
1959年5月:Central Missouri State University卒
1959年7月:同大学大学院(修士課程)英文学専攻修了
1977年:University of Kansas大学院(博士課程)英文学専攻修了
【学位】
1959年:M.A.(Central Missouri State University)取得
1977年:Ph.D.(University of Kansas)取得