2010年4月、公立大学として再スタートした名桜大学!
公立化に伴い、大きく変わる制度がある一方で、
「平和」「自由」「進歩」という建学の精神は
そのまま大切に受け継いでいます。
地域にとって、学生一人ひとりにとって、
もっとオンリーワンの大学となるために。
教育、研究、地域への貢献という3つの命題のもと、
さらなる進化を目指して歩み続けています。

 

 

 人格の基礎をつくるリベラルアーツを重視し、
 豊かな感性と柔軟な考え方をもつ人材の育成を

 名桜大学は、沖縄県北部12市町村と県の出資で設置された公設民営の大学として、1994年に開学しました。そして2010年、学びの「質」のさらなる向上を目指し、学校法人名護総合学園は解散し公立大学法人名桜大学として新しいスタートを切ることとなりました。学生および保護者の皆さんから見ると、公立化による大きな変化は学費でしょう。経済的事情で進学できなかった受験生にも門戸が開かれ、ひいては大学の質の向上にもつながると考えられます。
 就職状況が厳しいと言われる今、職業教育に力を入れる大学が増えています。ところが、学内で就職説明会などを行うと、実際に企業が求めているのは「基礎学力のある人」であることがわかります。ビジネスについてはわかるけれど、『源氏物語』がいつ書かれたかさえ知らないようでは、その人の教養が疑われてしまいます。そのためには、リベラルアーツ、つまり人文系や社会系や自然系の基礎教養科目が重要なのです。名桜大学では、基礎がしっかりした幅の広い人間を育成し、その上に専門を築き上げていくという考え方に基づいてカリキュラムを構成しています。リベラルアーツを徹底的に鍛えることで、社会に出た後は自分で学んでいく、言わば「底力」を持った人材を育成できると考えています。もちろん、専門教育も大切です。職業教育を軽んじるわけではありませんが、専門は60歳までしか役に立ちません。定年後も一生役に立つのはリベラルアーツなのです。学生諸君が真の意味で自立した人間となるよう、リベラルアーツセンターの設置も視野に入れ、これからも基礎教養教育には力を入れたいと考えています。
 大学の使命は教育と研究であると言われます。私は、地域貢献も大学の重要な役割だと思います。研究の成果を地域に還元し、地域の人材育成のために、地域社会のニーズに応えるような学群・学部にしなくてはなりません。教育・研究のさらなる充実と発展のためにも、より質の高い大学を目指して、私たちは努力を続けていきます。


学長 瀬名波 榮喜

名護市出身。琉球大学教授を経て、1994年本学開学と同時に理事兼国際学部長就任。
2006年第4代学長に就任。専攻は英文学。


美しさを讃えた琉歌も残る名護湾。私たちのキャンパスは、その名護湾を見渡す小高い場所にあります。